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543.花鳥雲月
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並盛には評判のケーキ屋が在るのだと知り雲雀に買ってきて欲しいと我が儘を言うと、彼は渋りつつもケーキを買ってきてくれました。 イチゴショートとチョコレートケーキ。 一緒に食べようと思っていたのに彼は寝てしまったので、半分に切り分けて残りを冷蔵庫に。 翌日、雲雀は半分にしておいた苺を私にくれて。 嬉しさから思わずかぶりついた唇は甘かった。 雲雀は私に対してとても甘い。 何が言いたいか? 要するにこんな些細な日常がとても幸せだと謂うこと。 そして雲雀の甘さはケーキよりも強い。
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