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556.薔薇色ノスタルジア
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別館、なんてものも在ったなと、表紙を見て思い出したから見に行ってみた。 やはり、日記というのは良いものだね。当時の感情も状況も、ありありと思い出せた。久しく味わっていない感傷なんてものにも浸れたよ。 僕は…──僕は、大人になったと、思う。 あの当時程の自暴自棄は、無くなった。多分ね。 思えば色々と自分を傷付けてきた。煙草はその名残だ。どうしてもこればかりは辞められなくなってしまった。今も、そう。 感情の伴わない夜も過ごしてきたよ。…同意を伴わないものもあった。思い出したくも無いけれど。 でも、僕の為に泣いてくれる存在がいる事も知った。僕に優しくしてくれる人も沢山居る。僕は世界に存在しても良いんだと、そう思えるようになるくらいには成長した。そういう温かな人達の御陰で。僕は、僕に少しは優しくなれた。と、思う。 今でも嫌な現実から逃げる癖は無くならないけれど、自分を傷付けて生きるくらいならそれでも良いんだと思えるようになった。それだけでも充分成長した。 思えば余裕が無かったんだろう、あの頃は。まだ若かった。若い余裕の無い頃を省みて微笑ましくなるくらい、僕は大人になったよ。先達にはまだまだだって笑われるかもしれないが。あれもそれも、僕が僕を形成する一部なんだ。そう思えば悪くないだろう。ねぇ、過去の僕。君は、そのままで良いんだよ。 ─────────── 話は変わるが、過去の自分の綴った文を見て、まあ当たり前な気もするが、なかなか好みの姿だった。 自惚れだと笑われるかもしれないけど、自分の理想の姿が表れるのだからそれはまあ、好みで当たり前だよね。自分と遣り取りが出来れば、それは楽しいんじゃないかとね、ふと思ったよ。 ……まあ、残念な事に年月を重ねた所で受けリバには変わりないから、攻めの自分が疲れるだけだろうけど。 そんな事を考える明け方もまあ、……うん、虚しいものだね。 愛しい彼の目覚めでも、ゆるりと待つとしよう。ああ、暇潰しに惚気相手を募るのも、偶には悪くないかもしれない、なんて。
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