100 :
乾貞治(乱入)
2010/04/10 15:18

リョーマ、日記100到達おめでとう。
おめでとうなのかな?(笑)
日記は何かを目指して書く物ではないし、自分の日々の呟きだから
お祝いはいらないかもしれないね。
ただ、この区切りに良い機会だから1頁貰うよ。
リョーマのこの日記を見つけてから、もう1ヶ月が経とうとしている。
見つけた時点で既に60頁程書き連ねられていた。
二人で話している時も、日記には興味がなさそうだったから
まさか、このような人目に触れる場所で日記を持っていると夢にも思わなかった。
とある事情でこの場所をリョーマから教えられてはいたが、頻繁に覗きに来ることはなかった。
だからリョーマの日記を見つけたのは、本当に偶然というか、何かの気紛れで手に取ってみたというか…。
最新ページを読んで「うちの子に似た越前っているもんだなぁ。」と感心したが、
その前の日を読んで、余りの似た状況に「え?」と疑問がよぎった。
本物の越前リョーマは神が描く唯一人だろうが、この世界には多くの越前がいる。
その多くの中で、ここまで似た人間がいるだろうか…と思った。
この日記の存在を知った時、最初はショックが大きすぎて落ち込んだ。
「日記見ぃ~つけた(はぁと)」みたいには考えられなかった。
2年と8ヶ月、ずっと片時も離れず一緒だったのに、隠し事があったなんて…。
そういう気分だった。
バレないように書いている所為か、俺から見た「俺」は余りイイ奴とは思えない(しょぼ)
イイ奴どころか、最低野郎に見えるんですが…。
リョーマの日記を読んでいる人は「こんな酷い男とは別れてしまえばいいのに。」とは思わなかっただろうか(遠い目)
そんな落ち込みから這い上がるのはなかなか大変だったが、程なくして俺はリョーマの日記の愛読者となっていた。
当たり前だよね。大好きな子の日記だもの、楽しみじゃない筈がない。
もう一冊の分身達の日記共々、毎日繰り返し読ませて貰っている。
俺に直接言えないことも、日記には吐き出しやすいようだし、この日記にはこれからも沢山世話になるだろうな。
俺の目の前に居るリョーマ。
そして、日記等あちこちに散らばるリョーマの欠片を集めて、俺はリョーマの全てを愛しているよ。
俺は酷い男かもしれないけど、リョーマを愛する気持ちは一途だよ。
これからも、ずっとずっと…。
~いつでもどこでも君を愛してる~ 乾 貞治