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┗Mr.Shangri-La(1-10/500)

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10 :忍足侑士
2008/10/09 15:24

Mr.シャングリ・ラ
>知りたいことが、
>>信じてみたいことが在った。

知りたかった。否、正しくは信じたかった。一縷の望みに賭けたかった。ハリボテヒーローが出来上がる前の話。むかしむかしの昔話。未だ未だ、頭では解っていながら切望するんを止められなかった頃の。今ではもう、ちゃあんと片付いたよ。だからこそ、俺はハリボテヒーロー。知っているから、解っているから、納得したから。せやから敢えて飾ろう。綺麗に、綺麗に。とても薄っぺらくて脆い言の葉たちだけれども。在るのと無いのではきっと、こんなにも違う。綺麗なベールを被せて罪を重ねよう。半透明で中身は透けてしまうけれども、僅かな救いにはなるやろう。信じたかったことが、ものが、無いのならば体現してみせよう。例え其れが触れられぬ体現だとしても。鮮やかなグロスで幾千もの軌跡を。

(08.10.09)

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9 :忍足侑士
2008/10/09 03:06

Mr.シャングリ・ラ
>お嬢さん――…
>>どうか、振り払わないで。

重症。アイタタ。自分が思うてたより症状はきっと、末期で。魔法を用いたというのに改善されない。ふわふわ包まれる様な、甘く温かいホットココアの魔法。知っとった?甘くて温かいもんは魔法で出来とるんよ。飴細工みたいに脆くて綺麗な魔法で。普段は甘苦い方が好きやけど、今みたいなときは馬鹿みたいに甘ったるいぐらいが丁度ええん。俺の強い強い味方。隙間を埋める大事なもんを恋人、と定義するとすれば、其れは俺の立派な恋人で。せやから、俺には沢山の恋人がおる。上に書いた通り、ホットココアも俺の恋人やし、餡まんも俺の恋人。それに食い物だけやなくて柔らかな、囁く様に溶ける歌声の音楽も俺の恋人で、温かく肌を包み込む、バスタブの湯も俺の恋人。包まれて、揺れて心地がええ。海から生まれた生命やから水の中にいると安心するんや、と勝手に思うてみたり。人は誰しも空を飼っとると同時に海を飼っているんを知っとるやろか。涙、しょっぱいやろ。其れって海の名残なんやて。海から生まれてきた俺らの、海に対する郷愁。身の内に小っちゃな海を抱えて、生命の源を恋しく思う俺らの。
それに、バスタブの湯がひとしおに恋しいんは其れだけやないん。生まれてくる前は羊水の中で安寧を貪っていたから。まるで、誰かの腕の内に抱かれている気分で安心するんよ。人肌、は気持ちええやろう。温かくて幸福感を分け与えてくれて。だけど何よりも温かくて、きっと哀しくなる。溶け合えないことに。

(08.10.09)

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8 :忍足侑士
2008/10/09 00:20

温かいホットココアが飲みたい。
きっと、幸せの味がするから。

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7 :忍足侑士
2008/10/08 23:17

Mr.シャングリ・ラ
>どうか早く、
>>――…染まって。

目の前にあるキャンパス。必死に色を塗ろうと筆を動かすんに、ちっともその色合いを変えへん。まるで水性のマジックを弾く、ビニール生地の紙みたいで。どうにか色を付けようと苦心するけれども、穂先が痛んで広がっていくばかり。其れが悔しくて悔しくて躍起になる。せやけども、きっと、もし、其の身に色を滲ませることが出来たとしても、俺が望み思い描く色にはならんのやろう。だって既に誰かが其のキャンパスに色を塗っているから。決して真白いキャンパスという訳ではなくて。嗚呼、白かったらどないに色を付けるのが簡単やったんやろう。なんて、思ってしまう。俺の知らない色を纏って、其の身に滲ませるキャンパス。穂先の痛みが酷いから、少しだけ休憩にしよかな。穂先が駄目になってもうたら、色を塗ろうとすることさえ叶わなくなってまうさかい。それに窓に映った、俺やけど俺やない自分に心掻き乱されるのは酷く滑稽や。スパイラルに嵌まる。さてさて、どないしよ。のんびり、コーヒーでも啜りながら考えよかな。BGMはお気に入りの、女性歌手のもんで。ちょっと休憩。

(08.10.08)

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6 :忍足侑士
2008/10/07 18:59

Mr.シャングリ・ラ
>仄かな雨の名残り香に誘われ――…
>>雨上がりの庭は、きっと優しさに包まれて愛しい。

天気模様、穏やかな春雨に渇いて軽い天気雨。気紛れな通り雨に仄かに冷える秋雨、そして身を焦がす様な鉄砲雨。きっと誰しも空を飼っていて。目に痛い抜ける様な青が広がる日も在れば、産声を上げる赤子の様に沢山の雫を零す日も在るやろう。どんなに酷い雨が降っても、雨降って地固まるから。良くも悪くも、固まるさかい。変化しないでいれはしない。もしも変わりたないんやったら変わらない努力が必要で。それでも刻一刻と変わっていく。二度と、同じ空は見れへんやろ?似た様な空なら幾らでも見れるけれども。せやから、其れを大事にして。今の其れを大事にしてえな。繋がりを願うのは、求めるんは罪やないよ。空と空が繋がり色を共有することは、とても難しいことやけど。一つにはなれへんでも、互いが望み努力しているならプラグはきっと不器用にも当て嵌まる。そうしたら、お裾分けぐらいなら出来るやろう。大事なのは互いの空。片一方だけやったら、無理なんよ。どうか、二つの空を、プラグを大事にして。

俺の為に、密やかに声を漏らそう。お気に入りのインクで落書きがしたくなったさかいに。

(08.10.07)

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5 :忍足侑士
2008/10/06 22:44

Mr.シャングリ・ラ
>ラララ、
>>彼はネバーランドヒーロー。

夜の散歩は心地ええ。昼頃、廊下を歩いとる最中に一瞬だけ顔を覗かせた仄かな金木犀の香りが鼻腔をくすぐる。いつの間にか桜の葉は赤く色付き始めとって。中にはもう葉を落としてもうとる桜さえ在った。大分、様変わりしとるんやなぁ。宛てもなく夜の住宅街を彷徨っとると、いつもよりも其の道を楽しめる。夜風が頬をなぞって往く。其のとき、不意に脳裏を掠めたのはリップサービスに似た、俺の言葉。お気に入りの、このインクと同じ灰色の言葉たち。俺の言葉を虚言と見做す奴もおるやろう。やけど、俺は其のことを気にはせえへんよ。其れもまた、俺なんやろうから。それに、愛は決して世界を救えたりせえへんけれども。態々、纏った化粧を落とすなんて野暮な所業はせえへんことや。少しの慰めにはなるやろう?解っていながら罪を重ねよう。だって、其れは必要悪だから。後悔はせえへんよ。甘くて、馬鹿みたいに愚かな言の葉。滑らかに紡いでは奏でてみせよう。微睡みの中、ゆっくりと御休み。

(08.10.06)

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4 :忍足侑士
2008/10/06 14:15

Mr.シャングリ・ラ
>どうせなら、そう。
>>staccatoの利いた、ツーステップで。

可愛らしい子猫が飽きもせず向く方向が気になって。其の、くりくりとした丸い眸に何を溶かし込んどる?嗚呼、御行儀のええ子猫は御澄まし顔が得意。きっと、俺が反応するんは未だ其れが深く根ざしているのを嗅ぎ取っとるから。そう其れは木枯らしが身に凍みる頃の話、少しだけ遠出をしてみた。其のときに、ちらりと見かけた子猫。光を柔く反射する淡い金色の毛並みに何処となく、憂いと熱を孕ませた眸で。まるで、砂糖を塗したアプリコット。けれども流す雫はきっと、甘苦い。遠くから垣間見た其の姿、記憶の奥底に眠らせてた。そうしてそんな日が在ったことも忘却し、気儘に散歩をしとったら再び見かけた子猫。嗚呼、未だに子猫なんやな。なんて、不意に思うた。もう随分と日が経ってるんにも変わらず。それとも、俺の眸にフィルターでも掛かっとるんやろか。まあ、どちらせよ結局は一緒なんやけど。恐らく未だに子猫は子猫のまま。子猫は知らない。俺が随分昔から子猫を知っていたことを。子猫は知らない。俺が随分昔に感じた感情を。子猫は、知らない。可愛らしい子猫。教える心算のない俺はそう、意地悪。

(08.10.06)

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3 :忍足侑士
2008/10/06 00:40

Mr.シャングリ・ラ
>Hello,Hello.
>>俺の声は届いてますか?

きっと、気付きはせえへんけども。俺の為に、俺は声を上げよう。あれは俺の胸中へと、こっそり還元しました。引き出しの奥、鍵を付けた其処へと隠してもうたよ。けれど、失ってもうた訳やないから。棄てた、訳でもあらへんから。俺には力不足やったな。少しでも…否、言うまい。今、幸せですか。笑ってますか。弱さを晒け出せていますか。届かぬことを知っといて、免罪符を書き綴ろう。ちゃあんと、昇華したと思うさかい。多分、幸せなんやと思う。良かったな、て思う。俺には到底出来へんかったことやから。あの時、嬉しかったんは確か。そして名残でもある存在証明を手放すことに戸惑った。けれども、其れは間違いやった。もう目に見えぬもんやけど、ちゃあんと俺は持っとるさかい。俺だけが鍵を持っとるから。引き出しの奥底に、今も尚、在るんや。

以上、引用は宛名もない、手紙より。

本文は小瓶に詰めて海にでも流そうか、と思う。手紙っちゅうよりも免罪符やけども。どうか、遥か彼方の海の底まで。

(08.10.06)

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2 :忍足侑士
2008/10/05 19:11

Mr.シャングリ・ラ
>お嬢さん――…
>>どうか、御手を取って。

お気に入りのインクに可愛らしい日記帳。嗚呼、どうせなら羽根ペンでも用意しとくべきやったやろうか。鼓膜を震わせるんは耳に心地ええ、お気に入りのBGMで。誰でも知っとる有名な曲をカバーしとる、まるで内緒話を囁いとる様な女性ヴォーカル。溶けて沁みこむ、柔らかな歌声が真綿みたいで安心するんよ。俺の為の、俺の存在を密やかに記す唯一の日記帳。哀しいときは雨音を響かせながらしっとりと、嬉しいときは弾む陽向に身を晒して、ペンを握ってみよか。インクの滲みも御愛嬌。ひだまり町の本棚の隅っこに、ひっそりと飾らせてえな。他の誰の為でもなく、俺の為に。

(08.10.05)

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1 :忍足侑士
2008/10/05 17:20

Letter for someone >>00,351
Please, read this.

 C
 a
 l
 l

 Mr.Shangri-La ( 1PL diary )
 e
 !

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