#雪が､｡
珍しく此の世界にも雪が降って､夜更けに積もっては溶けたみたいで少し勿体無い気分になりました｡私が生まれた場所は雪深く､降らないと云う事が余り無い所だったから懐かしんでいたけれどやっぱり気持ちが落ち着いて､其の日は良く眠れた｡
私に魔法は使えないけれど､マナエリアの様な物なのかも知れないって思ったら人間も魔法使いも変わらない｡産まれた後の性質が違うだけなのに､疎まれる事も有る何て…少し違っただけで､其の人達が孤独になってしまうのはきっと人間の弱さが有るからなんだと思う｡触れて､話しているからこそ､私は怖くないと胸を張って言えるけれど異質が怖い事は決して責められるべきじゃ無くて､其の先の感情で害を為してしまうのならきっと､魔法使いから見た人間も､其の逆も変わらないんだろうなって思う｡…私が好きになった人は､魔法使いだって言ったら元の世界の皆はもどう思うんだろう｡笑うのかな､怯えるのかな｡──でも､間違えた道に進んだ時以外は､私なるべく彼の味方で在りたい｡
大丈夫だと､愛していると伝えて､魔法使いからしたら短い此の命の時間かも知れないけど彼と幸せになりたいと思っています｡
──先ず､ネロ程上手くは無いけど私も頑張って作るので､ご飯を一緒に食べて､同じ布団で暖を取る事から始めませんか｡
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