謙也さんが、好きで、好きで、しゃーない。
優しくて、意地悪で、ヘタレなとこもあるけど何よりも俺を大切にしてくれる。
我儘で情けなくて面倒臭い俺を、こんなにも愛してくれるんは謙也さんだけやと思う。

自分でも意味わからん気持ちに襲われて、謙也さんを拒否したりして、沢山不安にさせたりしとると思う。
けど、決して、嫌いになったりとか、謙也さんを煩わしく思ったりとか、そんな事は絶対にあらへん。
謙也さんが悪い訳やなくて、俺が弱いだけ。
好き過ぎて、空回りしとるんやと思う。
そんなんあっても、変わらず側に居てくれる謙也さんはホンマに優しくて俺には勿体無い位懐の大きい人。
けど、俺には謙也さんやないとアカンから勿体無い思ってても絶対に離れたりする気はあらへん。
絶対に、この場所を他の人に譲るなんて出来ん。
この人は俺のモンや。

流石に2年も一緒に居ると、俺のツボ心得て来て。
俺ドMやし、みたいな事言うたら、すっかり俺の羞恥煽るんが大好きになってしもたうちの謙也さん。
俺に合わせてちゃうくて、絶対元から素質有ったでこれ。
俺の事をやらしいやらしい言うけど、こんなんにしとんは他の誰でもない謙也さん自身で。
謙也さんの好みに染められて、喜んどるのも俺自身やけど。


そんなこんなで、もうすぐ出会って2年。