> 愛慾、

昨日、燻る愛しか熱ば重ね合うて契りよる“約束”

『――…御互いン多忙期終えたら、』

膝枕ン最中、愛しか御前ば見詰めながら重ねた約束。
其いでン、…抑え切らん熱に心臓ば喰われて“欲情”

可愛か最愛ン肌に舌ば這わせて、
可愛か最愛ン熱ば強請って、
――…其ン奥迄欲しかち焦がれとる。



なァ、…御前が欲しか、







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白石に内緒で育てとった苺ン実りよる。
其ン甘か果肉に噛み付いて、舌ば絡めて、滴る紅蓮ン色。


――…嗚呼、…御前ンごたる甘か、