――…息ば呑むごつ、嚥下為とう“想い”

御前ば抱いて、初めて知る感情に心臓の引き裂かれるごつ、
身ば焦がしよる“熱”に魘されとる。


“今直ぐ、此ン腕に御前ば抱き締められたら、”



思考回路に絡み付いとる愛慾、
理性ば手放して、…此ン願いば叶えられとうなら、
――…そぎゃん、淡か夢に溺れとる。




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“寂しか、…恋しか、”




最愛ば困らせる事なン解っとうとに、…聲ば絡め合う至福ば願わずにゃ居られン。







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――…夜風に攫わるる色彩。

謳うた“熱”は誰も知らン侭、




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御前だけに、此ン想いば重ねたか、



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好いとう、…愛しとう。