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8 :忍足侑士
2011/11/12 03:52

なんちゅーか、心からのイケメンになりたいと思った。
佇まいからして男前な人間に。
まず俺使ってる時点でそれが無理なんは分かってるんやけど。

なんとなく、ふと虚しく感じる時がある。
跡部に顔向けできんくらい、こんな自分で申し訳ないなと。


この世界には、なんぼでも男前が居てて。
憧れる立ち振る舞いに言動、見習うべき相手は腐る程おる。

アホやって笑いとって、みんなでワイワイするんも勿論楽しいし、何より俺がそのポジションを率先してやった方が会話が弾むしテンポもよくなるんは解ってるから、そうしてるつもりなんやけど。
どうにも、それが空回った時に今みたいに落ち込むあかん癖がある。
現に今も跡部に心配かけてたり。
あかんなぁ…。


「人の負の感情に同調するフシがある」
そう言うてくれたんは、付き合いの長い大石やった。
俺も気付いてなかった性格を、ずっとバカにしてきたあいつが見抜いてくれてた事に、目からウロコ、的な。
あいつが鈍かったり、アホすぎる部分を、俺がカバーしてく事が嬉しかった。
言われた時も、ヘコんでるあいつを励ましてる最中やって。
自分がヘコんでるから、俺までヘコむんやないかと心配してくれた。
そんな素振り、今まで見せたつもりなかったのに。
あいつも伊達に副部長やってへんな、と。


今日うっかり出会ったコに、感情持っていかれてもた。
らしくなかったと、跡部に後から言われて、大石の言葉を思い出した。
無自覚とか、救いようがなさすぎる(笑)



どこに出ても、跡部が恥ずかしくない自分になりたい。
新キャラ開発するか…他のキャラの底上げをするか…。
けど、俺の真面目テンションやと不機嫌なんかって跡部が心配しそうやしなぁ…。




悩むべき処。
こうやって俺はまた、ピスタチオみたいにパカッと一皮剥ける、ハズ。



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