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そして最期の一筆を。
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50 :不二周助
2012/07/15 02:53


思えば彼はいつも僕を待ってくれていた。どんなに時間が遅くなっても、どんなに連絡が遅くなっても。僕が帰るより先に彼が眠った事なんか今まで一度たりとも無かったなって。ぽつりと弱音を溢す姿なら何度も見掛けた事があるけれど、それでも僕が帰れば何時でも嬉しそうに「お帰り」を寄越してくれるから、つられて此方まで笑顔になっちゃうんだ。何れほど積もり蓄積した疲れでも余さず吹き飛ばしてしまう彼のパワーは本当に凄い。

何だか今夜は殊更に幸せを実感出来た。足許に散らばるピースを一つずつ組み合わせて行くのは気が遠くなるような作業だけど、彼が居るからこそ毎日少しずつ、でも着実にこなして行けるんだと思う。彼の優しい腕が好き。少しひねた所も、寂しがりな部分も、直ぐ気に病む所も、時々甘えん坊さんになったり、猟奇じみた物言いも全部、隅から隅まで。
やっぱり夜は駄目だね。暗くなると君に触れたくて堪らなくなってしまうから。ね、聞いて。大好きだよ。


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