日記一覧
┗
そして最期の一筆を。
┗59
59 :
柳蓮二
2012/08/23 09:49
彼奴は何て可愛らしい生き物なのだろう。日がな一日、擦れ違った文の内容を夢中で反芻していた。彼奴はほんの些細な事にでも耳を向けてくれるのだ。俺の為に一喜一憂してくれる。言動の一つ一つに俺への感情を惜しみ無く込めてくれる。俺の五感を満たしてくれる。男の嫉妬が情けないなどと誰が口にしたものだろう。彼奴はあんなにも愛らしいと言うのに。食してしまいたいくらいに可愛い、キスがしたい。そのまま俺に食われてくれ。
----------
此処まで最上級の眠気に任せ走り書きをした末に又してもぽっくり夢の世界へ旅立った。…馬鹿。
そんな事を基準に愛情の度合いを量ったりはしないと彼奴は言ってくれたけれども、しかし気にしてしまうのが人間の性。寂しい思いをさせてばかりだ。不甲斐無い。
[
削除][
編集]
[
戻][
設定][
Admin]