今日は俺の生まれた記念日だ。日付変更と共に贈られてきた愛しい不二からのお祝いの鳩は眠りから覚めた俺の枕元に寄り添っていた。温かい、けれど少しだけ肌寒い秋の日差しに包まれていた小さな愛は封を開くと同時にじんわりと俺の中へと染み込んでいった。その愛が生まれた瞬間を見る前に眠ってしまったことに少し心残りがありながらも、誕生日という１日を不二と一緒に過ごせたことの幸せは尽きない。

本当に、素敵な誕生日をありがとう。不二と出会い、生まれてきた今日に感謝の気持ちを。また来年もこうして幸せな１日を２人で過ごせるように。

これから不二とまた、今一度寄り添っていきたい。俺の都合で不二には毎日寂しい思いをさせてしまっていることだろう。以前のように不二がもっと幸せに包まれている日々を届けたい。俺と不二の幸せを、不二と一緒に。