僕が欲しいのは特別な事なんかじゃない。
たった数文字の日常で構わない。
たった数文字の日常がいい。
44ヶ月の記念日も。特別よりもたった数文字の思い遣りだけで僕は充分だったのに。
思い出したい感情…だなんてふと過る。
…思い出したい?
何『思い出したい』って(笑)
感情って思い出す物なのかな、思い出さなきゃならないのかな。
感情なんて涌き出る極めて生理的な物を思い出すなんて矛盾もいいところだ。
感情を思い出したいんじゃなく。懐かしいだけなのかな…。
先月の末日に、『今日は不二の日だな』と言ってくれていた嘗てのその日がとても懐かしかった。
そんな民間のこじつけた記念日なんて一々覚えてる僕が女々しいんだろうな。
今はひたすら懐かしいよ。
いいよね、ナーバスな時期があっても。
結局…僕は彼が大好きで毎日が彼の言動に一喜一憂なんだ。