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セラフィム-zwei-
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56 :
不二周助
2016/03/19 15:25
そうだったんだ…。
偶然、本当に偶然に、たまたま開いた場所で彼を…見付けた。
僕と過ごすために彼がついていてくれた最大の優しい嘘。
そして現在…。
後ろなんて1ミリも関わらなければ知る事も永遠になかっただろう。
見なくていい事だったのかも知れない。
嬉しがって名前をクリックした次の瞬間、知恵の実を僕は食べた。
ショックじゃないのか…?
多少なりとも衝撃があったからきっと今これを書いているんだろうけど、そんな事よりも
……ただ愛しさが溢れた。
そうだったんだ。
そうだったんだね、手塚…。
何て愛しいんだろう…。
僕なんかよりずっとずっと大人だった彼。
いつも僕に優しさと本当の強さと愛を教えてくれた彼。
そんな彼の真実を…見付けた。
彼よりも後ろはずっと年上だったのに、僕はどれだけ子供で彼を困らせていたのだろう。
僕に構っている場合じゃない時期だってあっただろうに。
そんな未熟でしがみついているだけの僕を彼は不相応なまでに成熟した人間力、大きな心で包み込んでくれた。
そんな気持ちが溢れて温かなものを感じた。
愛しさで涙が出る事なんてあるんだ。
輝かしいまでの青春という尊い時代を僕と過ごしてくれてありがとう。
ありがとう。
ありがとう手塚。
現在の彼は完全に僕から『卒業』してしまっていたからきっともうここには来ないかも知れない。思い出してくれる瞬間はこれから先の彼の人生に一度くらいはあるだろうか…。
あったらいいな…一回くらい…
優しい優しい…僕だけの手塚国光。
僕のなかでずっと彼は共に在る。
君が僕を忘れてしまっても
僕はずっとここに居る。
どれだけ時が流れても彼と過ごした日々は
とてつもなく幸せな日々は…
確かにあって、今の僕を作る一部だ。
決して終わりのない確かな…。
この世界ってね…終わりを告げなければ終わらないんだって事、永遠は自分次第なんだって事、僕はもっとこれまでよりも知った。
どうか彼が毎日笑顔で居られる様に。
今日もいい日だったと笑える様に。
未来ある彼がずっとずっと幸せであれる様に。
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