御前が好きで好きで堪らン、
――…愛しとう、好いとう。
好き過ぎちまって、抑えられン熱ば抱えとる。
なァ、愛しとう、
御前ば抱き締めて、
唯只管、想いば語りたか。
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心臓が鼓動ば打つ度、御前への想いば知る。
直ぐに餓えちまう程、誰かに焦がれた事は無か。
――…愛し過ぎちまって、…御免な。
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人は贈り物ン中に籠めらるる“想い”ば受け取る。
想いば籠めて作るモンなら、其いは屹度“至福”に成る。
――…努力ば為て、想いば籠めた分、
其ン色彩は色鮮やかに、一輪ン華ば咲かせよる。
其処に上手か下手かなン、関係無か。
其ン人ば想うて、想いば大切に為る事が大切か事、ち俺は思っとる。
大切か誰かば想うて、“想い”ば贈りたか、ち、
焦がれよる人ン眸は又尊か。
――…こぎゃん、独言、
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朝焼けン中、
御前と重ねる至福に胸ば焦がしとる。