アカン、全然眠れん。明日からちょいと気張らなアカンもんで今日から日付変更線には寝よう、言う事で可愛い彼奴とのいちゃこらタイムも日付変更線で終了した、と言うのに全く寝付けん、どないしよ。焦ったら焦る程寝れんのは嫌って言う程知っとる。でも「しゃーないッスわ。」で済ませれるレベルやない。ポーチ失敗した時の緊張感レベルやで此れ。…堪忍、半分嘘。ポーチん時の方がえげつなかった。
…取り敢えず小便行ってもう一度寝る態勢とってみよか。

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寝付けんのと緊張で吐きそう。うわ、時間やばい。

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どないしよどないしよ、言うとる間にもうすぐ三時やないか。生活リズム変えたいのに変えれんジレンマ。自分ヤマアラシの話しとったけど今の俺にとったら此れも深刻やねんけど。
寝付けんがてら彼奴の事書く。

取り敢えずアレ、可愛い子。前々から試合で見掛けとって綺麗なフォームしとる癖に普段滅茶苦茶ふざけとって自ら盛り上げ役に買って出る様な。其れ迄もちょいちょい見掛けとったけど意識したのは、とある日の神社。確か５月。雨に打たれとって、何してんのやろと思いきや凄い真剣な表情。思わず引き込まれてしもうた。気ィ付いたら視線うろうろ、探しとる俺が居った。最初は普通に、友人希望。ギャップに惹かれたんと、純粋に唯偶然を待つんやなく、逢いたい時、聞きたい時に声を聞ける関係性を得たいと思うた。こないな風体や、警戒されるんもガラやないんも知っとる。如何しても失敗は許されん。そりゃ真剣にもなるわな。ハンターが獲物を狙う様ひっそりこっそり。…他に紛れとっても一際異彩を放ってた。

…其れが今、俺の傍らに居る。俺を求めて呉れて欲して呉れとる。それがどんだけ恵まれとって幸せな事か。