口先三寸で上手いコトいいコト言ってのらりくらりしてる俺と違って、いつも真っ直ぐぶつかろうとしてくれて、よく人のコトであたふた頭一杯になっちゃう赤也だから、「もうアンタいらない」って切り捨てられンのが、いつも頭の隅にある最悪な状況。
何回再会しても、いつも俺の記憶にある御前は俺のコト好きって言ってくれて、イッパイイッパイな俺を受け止めてくれて、だからこそ俺は急に御前のコト無くしたらどうなっちまうのかな、って、それだけ想像出来ねェの。

昔みてェにアイラブユー！って軽く声に出せたらイイのに、俺が堅苦しくなったせいで、簡単に言葉にするのが難しー。
でもさ。でも。少なくとも、その言葉に代替できるだけの積み重ねてきた時間が俺等にはあるわけで。


アー、ぐだぐだ言い過ぎた。
つまりさー。
好きだよ。
好き。愛してる。
誰よりも、御前が大事。
ふと耳を傾けると飛んで来る御前の明るい声が好き。
抱き着いてきた時に一生懸命擦り寄ってくるトコも好き。
ぜんぶぜんぶ、すき。

桃、甘くて美味かった。サンキュー。