夜の難波の道を歩いとったら、ふいに後ろから掴まれた俺のショルダーバッグ。 吃驚し過ぎて声も出せずに戦闘態勢(ファイティングポーズです)取って振り返ったら… >謙也さんが居った。 「え、ちょ、何やねん!バトルか!?スト/リート/ファイト!?」 「…謙也さん。何やねんはこっちの台詞やで、ほんまに。いきなり鞄掴むから吃驚した…」 「あー、スマンスマン!財前に似とる奴歩いとるなーと思って見てたら、リアル財前やったからさあ。追いかけてきて思わず鞄掴んでもーた!ははは。どこ行くん?」 「道頓堀のス/タ/バ。」 「お洒落か!」 >二人で一緒にス/タ/バ行きました。 イルミネーションの中を男二人で歩くのは中々寒いもんがあったわ、二つの意味で。 謙也さんは驚かせたお詫びにシナモンケーキ奢ってくれた。相変わらず雑やけど律儀な人。 冬の日の偶然でした。 |