勿論あの言葉は有効だよ。
…なんて勝手にこの整然とした文字で綴られたノートに僕が青インクを走らせていいものか迷ったんだけど。
1日3ページ綴らないと間に合わないんだって気持ちが先走ってしまって手塚を信じてないみたいな事をしてごめんね。
信じたい。でも期待ばかりしてしまう自分が顔を覗かせて来る事にも気付いてしまって。
1ページでも助けになるかな…だなんて思っている根底に、それって手塚を信じてないんじゃないかってネガティブな可能性を示唆する自分を見付けて少し恐々綴っているよ。
うん…でも僕は絶対に間に合わせたい。
これは強い願いなんだ。
2人で絶対に同じ日に、記念日にゴールラインを割るって僕は決めたんだ。
だから青いインクが1ページを走る事を許してね。
新しい冊子の表紙も楽しみにしてるから。