>冬休みの記録 1月編

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昼頃に起きて、雑煮を食う。
俺が作った雑煮を
ブンちゃんが美味いと言う。
これだけは毎年真面目に作るけぇ
正直うれしかった。
この日は漫画を読んだり、年賀状を書いたりだったか。
隣には当たり前のようにブンちゃん。
どこにも行かずにゆっくりするのが
贅沢な気がしたぜよ。

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体温をずっと覚えていたくて
ずーっとくっついとった。
充電日。
学校で平気な顔してられるようにの。
とはいえ、ブンちゃんメーターは
すーぐ消費されるけぇ
悪あがきともいう。
その時間が、俺にとっては
なにより大切な時間じゃよ。
と、キレイにまとめたい所だが
ブンちゃんという生き物は
すーぐ俺の体温を忘れよる。
もう少し頭の真ん中使いんしゃい。
海馬じゃよ。

ラスト2日、とくに用事もなか。
どう過ごそうかと
二人で思案した日。

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ふと思い立って、近場のでかい銭湯に行った。
めちゃくちゃ混んどった…
みんな考えることは同じなんかの。
ブンちゃんはでかい風呂が好きで
なにかにつけて行きたがるけぇ
いいお湯じゃったし、提案してみて正解じゃった。
当初は箱根に行きたいとか
言い出したもんで冷や汗かいたぜよ。
…来年以降、行けたらええの。
まぁ、時間はたっぷりある。
そう焦らんでもよかろ。

風呂に入ったのが夜で
上がるともうすっかり夜も更けとった。
夕飯がまだだったから、近くでしゃぶしゃぶ食って帰ったぜよ。
しかしこの冬休み、大体肉か甘味かしか食ってない気がするのは気のせいじゃろうか。

ラスト1日。…離れたくなか。

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昼に帰る予定が、昼に起きた俺たち。予想通りだった。
とはいえブンちゃんは…朝型じゃけ、日記見とる限り俺より早く目ー覚ましとったかもしれん。この冬休み全体通して。
俺は朝は苦手ナリ。…ピヨ。
この日は極力、帰る時間まで家でゆっくりしていようと思っとった。少なくとも俺は。
二度寝して、遅い朝飯を食って。
この冬休みの、いつもと変わらない過ごし方をして
結局、見送りは夜ンなった。

駅まで一緒に行ってギリギリまで
側にいた。
幸せなまま、あっさりと見送って
ブンちゃんが家着いたら電話をして
それからおやすみをした。
この9日間のことを思い出しながら寝た。

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ざーっと、9日間の記録を
したためてみたぜよ。

どう考えても奇跡的な時間すぎて
1日目、逢う前から、ブンちゃんが帰った後の喪失感に耐えられるか心配だった。
その予感は的中したが、まぁなんとかなる。と思う。
幸い、来月も逢えるしの。

ブンちゃん、9日間も一緒にいてくれてありがとうさん。
おかげで幸せだったぜよ。
俺は今年もおまんを好いとうよ。