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21 :
白石蔵ノ介
2013/07/04 15:50
千歳の好きなとこなんていくらでも出てくるけど、
一番を挙げるならやっぱり優しいとこかなと思うねん。
千歳は優しい。
俺は千歳に優しくされるとほんまに嬉しくなるんや。優しくされたことにもやけど、愛されてるなあって実感して。
例えばこの前、俺がちょっと貧血気味やった時の話やねんけど、貧血ぽいねん、て話したその日の帰りに
まぐろ、トマト、豆腐にレバー、お肉…とにかく貧血にええもんを調べて全部揃えてきてくれてん。
後日プルーンまで買うて来てくれた千歳の愛にただただ感謝するばっかりで。
例えばボディーソープ。
千歳はあんまり香りのきついボディーソープが好きちゃうねんけど、俺はちょっと香水ぽいくらいのシャンプーやボディーソープを好むねん。
中でも俺のお気に入りのボディーソープがあって、それはそれはエクスタシーな香りがするんやけど、
気付いたら香りの強いボディーソープが苦手な筈の千歳宅に俺のお気に入りのボディーソープが置いてあってん。
さりげない俺の言葉をひとつひとつ拾って、さりげなく応えてくれるところとか、ほんまずるいって思う。ずるい、位かっこええ。
例えば俺はめちゃくちゃ寂しがりやねんけど、千歳は忙しいから週末にも仕事みたいなモンが入ることが多い。
そんな時、土日も頑張って働いた千歳がふいに夕方くらいにうちに帰ってくる時があるねん。
#「白石に会いたかち思って帰ってきたばい。」
って言うてくれるけど、日曜の夕方から、電車で一時間以上かけてうちまで来てくれるのは俺のためなんやろう。
忙しいけど、それでも俺を寂しがらせんとこと思って頑張ってくれる千歳の想いが嬉しくて。申し訳ない、って思いながらも、帰って来てくれんでもええねんで、って言われへん俺がおる。
例えば家事。
俺は料理は好きやけど洗い物はきらい。ご飯たくのも嫌い。
洗濯はするけど小物畳むの嫌い。
くちに出さんそんなとこまで、一緒におったら伝わるみたいで、千歳は俺が嫌がる家事に限って
#｢それ俺ん仕事たい｣
って率先してやってくれる。
何が言いたいってほんまに出来た恋人やろ？
こないだののろけバトンじゃ答えきれんくらい、感謝してるし愛してるってこと。
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