何通も、何通も先輩に手紙出しては送れなくて、
ただただ、悲しいヤツ。

センパイ、セーンパイ。
ただ、アンタの聲が聞きたい。

何れだけ俺に成ったって、考え方がズレてきてンだな、無理無理。重低音を最大音量で聴いてたら心臓痛ェ。アレ？弱っちーのね、俺。痛ェって言いながら、映画のワンシーン再現して学校で遊びマシタ。
健全な俺、エヘ。

ポケットに念の為に無造作に突っ込んで、足と腕伸ばして準備してダチとちとダンスに励んだ。
久し振りに踊ったら軸ブレッブレだし、脚ステップ出来ねェし、咳止まらなくなるし、笑った。
酸素足りなくなる瞬間がスキ。たまんねェ。首絞められンのが本当に、スキ。目の前がチカチカする瞬間が良いんだよネ。脳の思考も身体の感覚も一瞬ブッ跳ぶ。
俺にとっちゃ運動もその類。

コイツらと馬鹿言って、休み時間の度に騒ぐのも後、何日か。
まだ、離れたくねェなー。
そいや、少女漫画かよ！ってツッコミ入れたくなる様な花束貰って笑った。
今日は笑ったなァ。明日も朝早ェし、寝よ。

ここ１週間位ずーっと、俺は俺を探してて、アレ、だ！
そう、ジグソーパズルのイメージ。
元々面倒臭がりで、ズボラな俺が日記を書く理由…、そもそもは俺が本音を隠しちまうからだった。
嫌なのに嫌とも言えず、ムカついたのにムカついたとも言えず、いつだって「大丈夫」「平気」「何でもない」ばかりを馬鹿みてェに繰り返して。
でも俺は溜まりに溜まると本当に逃げ出す奴だから、吐き出す　場が必要なんだった、そうだそうだ。そうだった、なンて今思い付く限りを書き綴ってマス。マル。

前は性欲小僧だったけど、今はそうでもねェ。

どっちかつうと、くっつきたがり。


ア、ソレは前からか。
噛んで、噛まれてェ。

言いたい事だけ言うの楽だよなァ。
日記の書き方が違ェだの、何だの。うっせェ。

頭のネジ、1本2本どっか飛んでる俺がスキって、やーだ照れるゥ、てれてれ、とか言ってた？
ア？違ェよね、ウンウン。そこは俺でも分かる。

言葉の並び、並ばせ方？
ンー…、駄目、見本が無ェの。

さて、問題デス。

ア、でもピヨピヨ言ってたネ。俺。


なァんだ、今も昔も案外ヤベェ奴、

この日記が止まった頃から、先輩と何度目かの空白が出来た。
俺は俺で慌ただしくて、ようやく何年か掛けて今落ち着いてきて…。
先輩も多分俺がいない時間を過ごしていて。
また交わった時にお互いに流れる懐かしいようななんか、落ち着かねェ不思議な空気が好きだったりする。お互い探り合いみてェなさ。


俺の、は変わらねェ。
アリガト、やっぱり変わらず。気持ちはあの時から少し穏やかな色になったケド、質量は変わらず。
コレを好きと呼ばず、なんと呼ぶ。
へい、まいだーりん！なんつって。

丸井センパイ、は。
おバカでした。

一寸、吃驚して、色々、吃驚して。
下のページにばかやろう！とか書いたけど、後悔してねェ。
本音、事実。

俺は、と言えばぐすぐす一人で泣いて。
背中丸めて、しょんぼりして。

でも、好き。すき。だいすき。

声を大にして叫んでやろう、と思う。


ばかやろう！

寂しくない、って自分に言い聞かせて。
大人な顔して待ち続けて、
日記に鍵を掛けた。

自分の心に鍵掛けたみてェに、
それから弱音は出なくて。
楽だったなァ。

日記帳にはお世話になりました。

女々しい事ばかり、ゴメンね。有難う。
って事で、修正終了。