歩いとるだけでもかわええと言われそうや、と言われてしもた。流石にそこまではと否定しながら、確かにそうやなと思ってしもた。やって、光の存在自体がかわええ。閉じ込めて、俺と光だけの空間で過ごせたら幸せなんやろうなと思ってまう。かわええ光を誰にも見せたくあらへんちゅう、独占欲がむくむくと湧き上がってきてまう。実際そうせんで、外に連れ出すんは、光の喜んだ顔が見たいだけやったり。面倒な男に好かれてもうたな、と光が可哀想になってまうけど、もう俺は手離せへんから更に可哀想やな。光の居らん世界なんて、もう想像もできへんし。俺がやれる全てで、光を囲い込んで、でろでろに甘やかして、俺なしじゃ居られんようになってくれたらええなと思う。こんな俺が、溺愛出来る相手が出来るとは、奇跡に近いんやろな。なんだかんだ言うて、この奇跡みたいな人を大事にしたいというのが本音や。俺にとって、光は奇跡なんや。