日記一覧
┗飽和する午後

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1 :日吉若
2010/02/26 16:49
単なる日記、もしくは雑記。
適当さと無精さではなかなか負ける気がしません。
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17 :日吉若
2011/10/04 07:47
今年もまたこの日が来ましたね。
伝えたい事なんざ毎年特に変わり映えもしませんが、変わっていく日常の中で変わらないものに意味を見出すなら、こういう時なんでしょう。

いつも変わらず、アンタを愛してる。
何年経っても、少しずつ変わっていくアンタの輪郭も、その内側も。
誕生日おめでとうございます。


ああ、そうだ。
俺は雨が、好きになりましたよ。
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16 :日吉若
2011/08/11 01:43
胸元に顔を埋めるのが堪らなく好きだ。心臓の音がする。

こうして抱き合う事を始めてから何年か、俺にはもう解らない。
ただ、あの人の心臓のリズムを体で覚える程度の時間が過ぎてから暫くは経っていると思う。

今年の夏はどう過ごせるんでしょうね、部長。
部活の数少ないオフの期間を、クーラーを垂れ流したベッドの上で体温に溺れるか、夏を肌に刻むようにして二人で旅にでも出るのか。
どっちだって、俺は結局アンタさえ隣にいるなら何だっていい。
今だって、部活帰りのありふれた空の色さえ美しいと思えるのは、隣でそれを見上げるアンタがいるからですよ。

ただ一つ、我が儘を言えるなら。
他の何も考えず、アンタにも考えさせず、アンタ自身が欲しい。
跡部部長。
ただの提案だといつものように笑ってくれますか。
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15 :日吉若
2010/10/04 00:10
暦の上に何かの意味を乗せる習慣はないが、この日が来ると周りが煩いせいで意識してしまう。


誕生日、おめでとうございます。
アンタが生まれて、そうして出逢えた事に、俺は今でも奇跡を感じるんです。
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14 :日吉若
2010/08/30 01:52
久々に書こうとしたらペンが折れ、インクがぶちまけられたせいで台無しだ。


あの人が隣にいない時、それがあの人を一番想う時間なのかもしれない。
空白の時間、頭に浮かぶのはたった一人の面影だけだ。
甘い声も俺だけに差し出される腕も、胸に耳をつけた時に聴こえてくる命の音も。
授業、部活、そして稽古。疲れ果てた体を引きずって帰る先は、いつもあの人の腕の中がいい。
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13 :日吉若
2010/06/03 01:56
疲れきった体を引きずって帰った先、腕の中で自分の体が形を失って解けていくのを感じる。
全部俺のモンだ。
慈しまれている事を細胞が知っている。浸透する。
愛してる。
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12 :日吉若
2010/05/23 15:46
後ろから抱き締めてくる腕が好きだ。
自然な仕草で指を絡めるのが好きだ。
耳元を擽る甘い声が好きだ。
誰よりも真っ当な、アンタが好きだ。
心の狭い俺は、いつも大きなアンタの傍で宥められている気がする。
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11 :日吉若
2010/05/22 14:08
頭痛、発熱。
調子が悪いと自覚してはいたが、部活が終わるまではと奥歯を噛んで耐えた。
きっといつも以上に俺は無口だっただろう。

俺の体調に気付いたであろうあの人は早々と寄って来て、さり気なく早く帰れと囁いてきた。
最後までやるんで、と答えてコートに向かうと呆れたように容認された。
あの人は、忠告はするが無理強いはしない。本当に無茶をしようとしない限りは、俺の好きなようにさせてくれる。



部屋に帰るなりベッドに伏せると、バカだなと笑いながら繊細な指が額にかかる髪を払う。
少し冷たい手のひらの感触が心地よくて、強請るように手首を掴んだ。
頬に下りる唇が、労るように静かだ。
この人が好きだ、と痛む頭の隅で考えたまま、眠った。
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10 :日吉若
2010/05/17 18:43
1年程前に薦められた本を、今更になって読んだ。
本屋の中、普段は立ち寄らないコーナーに足を踏み入れて、他にもいくつか目ぼしい物を拾い上げてレジへと向かう。
本屋のカバーは汚れが逆に気になるから断る主義で、持ち歩くのであれば手持ちの物を掛けるようにしている。
とはいっても、今回の本は持ち歩こうとはとても思えなかった。
他人事じゃなさすぎて、片手間で読む気には、とてもなれないからだ。

「お前等に似てる」と言われてから随分と時間が経つ。
何が似ているのかを聞いた気も、聞かなかった気もする。
それでも、ページを捲っていけばすぐに解った。…確かに、似ていると思った。
あの人とは少し遠い、けれど多分、主人公がその相手に抱く感情を、俺はとても正確に辿る事が出来てしまう。
そして、きっとその人の掌の温かさを、頭ではなく、感覚で理解してしまえる。
抱きしめられて軋む胸の痛みも、ふとした仕草に自分だけが動揺してしまう悔しさも、本人が笑って話す過去が、酷く圧し掛かる事さえも。
これ以上好きにならないようにと思うのに、それでもどうしようもなく惹かれてしまう、その感情さえ。


2年前の、明日。俺達の関係は形を持った。
それまでの曖昧な、互いの暗黙の了解の上に成り立つ、始まりも終わりもない関係は崩れ、初めて感情を口に出した。
今でも、あの夜の事を思い出すと酷く胸が苦しくなる。
俺を好きだと告げるあの人の声と、波の音。
想いを伝えるより先に口付けた事、指を絡めて眠った事。
欲しくて堪らなくて、それでも矛先を収めた事。
何もかもが限界で、傍にいると幸せで、酷く辛かった。
あの人が甘く笑えば笑う程、手に入れたくて、それでも尊重したくて、辛かった。
手に入れてはならない人で、それなのにあの人から示される好意がまるで毒のようで、底の無い沼に足を取られている気分だった。
いっそ絶望的な程に、あの人に惹かれていた。


もしも、と考える。
もしもあの時、本当にあの人の留学が決まっていたとしたら。
何事も無かったように、後輩の一人として、俺は氷帝でそのままテニスをしていたんだろうか。
あの人のいないコートで、越えたいと願う人の背中の幻影を追ったまま。
毎日のように2人で打ち合ったラケットを、あの人のいないネットの向こう側を見た時、俺は何を思っただろうか。
あの人と絡めた指の空白を、あの人のいない夜を、埋める術を持っていただろうか。
海を越えた国と、日本では、きっと触れる機会も殆どないんだろう。声を聞く時間さえ限られる。
過ぎた時間に「もしも」を持ち込んだ時、「今」の稀有さに思い当たる。
いくつもの偶然と意志とが重なって、ようやく2年だ。あの人の傍で、特別な存在として。



跡部部長。
もうすぐ夏が来ますね。アンタの傍で迎える、とうとう3度目の夏だ。
こんな節目に限っていないんですから、アンタの空気の読めなさも相変わらず、2年間ずっと変わりませんね。
当たり前のように傍で笑うアンタを、俺は今日も当たり前のように愛してます。
今日も、明日も、きっと。
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9 :日吉若
2010/03/26 08:00
跡部部長。…跡部さん。
アンタにどうか届いて欲しいと思う。
こんなにも好きで、愛しく思っている事を、どうか知って欲しい。
アンタが笑えば嬉しい。
アンタが苦しむなら哀しい。
もっと傍に行きたいんです。限界よりも近く。
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