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xxx...キミとずっと
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80 :
忍足侑士
2011/04/01 03:15
4月。
待ち望んでいたようで、少し、ビクつく月が来た。
携帯を開き、4月の文字を見た俺の表情は、正直微妙としか言いようがない。
改めて感じる罪悪感。
それは跡部からの愛よりも、強く俺に刺さる。
一つの視点からしか物事を見れん俺は、それでも見えた俺の行いから、無理やり全てを見た気にさせて一人逃げた。
あの日の一方的なやり取りは、今でも覚えてる。
いつも飄々として、頂点に立つキングの変わりようも。
全て、全て俺が崩してしまった。
一度大きくズラした積み木のタワーを、不器用ながらに積み上げていったのに。
独りで造るタワーなら構わんけども、それには色も形も異なる跡部の積み木も混ざっている。
面倒くさがりで大雑把な俺の積み木に合わせ跡部が向きを変え、組み替え美しく積み上げたのに。
きっと俺はこれからも積み木をズラす。
これはもう俺の性格。
俺独りのタワーはうねりながら天に登る味がある。
ズレを修復する跡部の積み木に愛を感じる卑怯な俺と、跡部はこれからも一緒に居てくれるんやろか。
庇護欲に訴え、付け込みながら、愛と庇護の違いに怯える面倒な俺の。
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