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あとべのにっき(仮)
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132 :
跡部景吾
2011/02/09 13:00
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一年ぐらい、ゆっくり一日話して過ごす事がない。
だからと言って満足してないわけではない。
ゆっくり話せる日がなくても、国光は俺の事を気にかけてくれる。
我が家に帰ってこなくても、別の場所に伝言残してる。
俺以外にも沢山のやつが見てるというのに、国光は恥ずかしくないのだろうか。
国光の伝言見つけたときの恥ずかしさは半端ない。
国光の良いところ、知り合いの越前に聞かれた。
答えられるはずない。
好きなところなんて、全部に決まってる。
嫌いなところなんてない。
いつも俺の事を考えてくれて、俺を大事にしてくれてる。
そんな国光の嫌いなところなんてあるはずない。
慧にすら嫉妬する国光は可愛くも思うし、独占欲の強い国光はたまに怖くも思うが、正直嬉しくて仕方ない。
あんな頑固そうな見た目のわりに物凄く寂しがり屋で、直ぐに俺を腕のなかに納めたくなる。
たまに国光が不安になるときには、何となく弱々しくもあるが力強い言葉で俺を求めてくる。
一昨年、国光が子供を欲しいって言った時も、子供に嫉妬するって言いはじめて、結局たどり着いた答えは、子供も要らない。
何にも邪魔されない空間で二人で居たい、って。
国光の嫉妬深さ、独占欲の強さは、怖くもあるが愛しくて嬉しくてたまらない。
俺自身、ここまで誰かを好きになるのがはじめてだから、愛の重さとか加減がきかない。
でも、そんな俺の愛を重くないって喜んで受け入れてくれる。
無理な我儘も、喜んで受け入れてくれる。
……何が言いたいのかわかんなくなってきたが、国光も俺もお互い盲目。
お互いがお互いを求めてる。
だから俺たちが離れることはない。
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