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そんな訳で付き合うとった子とも2週間足らずで別れた訳やがやっぱ俺にはネコちゃん相手は無理じゃった。御蔭でクリスマスはダチと愉しく騒いだナリ。はあ…。

俺だって人間やき甘えたいし弱い処を見せれる相手が欲しい。
中々本気になれる相手っちうのは見付からんモンやのう…やれやれ。

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俺って押しに弱いンかのう…遂に昨日付き合うちまったぜよ。あんだけごり押しされりゃぁ仕方無いナリ。
まァ合わんけりゃ直ぐ別れれば良いだけの話じゃき気楽に行こかね。


さて、かなり冷えるが午後の部活も頑張ろー…

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今時の子って随分積極的だから驚いたよ、じっと俺の顔を見て来たと思ったら顔を近付けて来ていきなり唇に噛み付くんだもん。
ちゅーする予定じゃ無かったけどまァ俺も其の子の事は好きだし良いんだけどさー…、…抱きたいとは思えないんだよね。
なーんかつまんないって言うか折角の俺のラッキーが減ってっちゃってるよ(はぁ)


あーあ、俺の性欲どっか行っちゃったかも。
…お、可愛い子はっけーん！

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明日は祝日で学校休みだし今日はダチとちょーっと夜遊びでもして帰ろっと。

…でも風邪引いてっしあんま遊んでたら幸村部長に怒られそ。副部長にも怒鳴られそうだし、如何すっかなァー…。


うーん…


まいっか、数時間だけ遊んでとっとと帰れば問題無いっしょ。よし。

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彼奴にだけは何でも解っちまう。
どんなに俺がバレん様巧みにペテンを被っても直ぐに気付いちまって正直驚いた。
他の奴等は微塵も気付かんのに何で御前さんは解るんかのう。…不思議じゃ。


連れに誘われたけえ今日は部活が終わったら飯食いに行くナリ。

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放課後の出来事。


>「あの子、御前の事好きらしーぜぃ」
「…ふぅん」
>「まあ見てりゃ解るけどな。で、如何すんのよ」
「別に。興味無か」
>「何でだよ、可愛いじゃん！」
「プリ。ならブンちゃんが付き合えば良かろ」
>「えー…俺のタイプじゃ無ェもん」
「んじゃ俺も其れナリ」
>「いやいや適当過ぎんだろぃ、少しは考えてやれっつーの。」
「外見だけで判断する様な女なんぞ冗談じゃ無いぜよ」
>「うっわー、自分で言うかフツー。リア充なんて爆発しちまえー！」
「うっさいデブン太。」


ブンちゃんは今日も五月蝿かった。
おわり。

＊

もう直ぐ土日か、今週も完璧に"俺"を演じちゃろ。
薄い友情の上に成り立っとう奴等はだーれも俺のペテンには気付かんけえ此れは此れで扱い易くて割りと楽ナリ。


さァて、今週も踊らせちゃろうかのう。

＊

(いいもん見っけ、)

此れで暫くは退屈せんと愉しめそうじゃ。


世の中全てはゲームやき自分だけは本気になっちゃァいかんナリ。例えどんなけ相手の事を好きで気になろうともラインを踏み越えたりは出来んし本音も言えん。相手が自分を好いて呉れとるのに其れを嬉しく思う反面疑いも生まれる。
もう薄っぺらい言葉の羅列だけじゃ信じれんくなっちまったけえ傍に居て呉れるっちう確かな保証と確証が無けりゃ、怖くて縋る事も出来ん。

そんな保証も確証も確かめる術なんぞ有る訳無ェのに俺も可哀想な人間じゃ、心が歪み切って泣いとう。

(其れなのに、未だ人を信じたいと思う俺は人間らしいのかも知れんな)


今日も寒いのう…

＊

あれから半年以上も経ったんじゃなァ…なんて。消そうか迷ったが思い出として遺した儘引き続き使っちゃろ。


ちゃぁんと"俺"を見て呉れる子も居るけんもう良か。
変わらん奴は変わらんが其れが人間やけえ俺はもう過去に捕らわれたりはせんよ。

＊

指輪も手紙も何もかも
綺麗な思い出と一緒に終って置きましょう
貴方が私の永遠で在る様に


愛して、まし た
本当に、心から。






追記。
…だからせめて
私の最後の我が儘位、解って下さいね。
貴方と同じ素直じゃ無い私の頼みを受け入れて下さい。



END．