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昼間に柳生とちいとだけメール為たんやが彼奴の一言に俺の胸はきゅんきゅん為た。

>『少しでも話したくて…』


…え、何此の可愛さ。其処ら辺の小動物なん比べもんに成らん位の破滅的な可愛いさじゃろ畜生。んな事謂われたら単純な俺は舞い上がっちまうぜよ。
然し彼奴は可愛いと謂われるんが余り御気に召さん様で俺の方が可愛い、ち謂いよる。俺は可愛さなんぞ微塵も持ち合わせとらんのに不思議じゃのう。

可愛く見えるっつーのは俺には良う解らんがきっと其れは御前さんの前でだけじゃ。若しかしたら御前に″可愛い″ち謂うて欲しいんかも知れん、此れは無意識に。
なんつって。ピヨ。



今から眼鏡取りに出発為るナリ。

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今日は真面目に疲れた部活だったナリ、正に今月１番のハード試合とでも謂うて置こうかのう。其の所為で又柳生とあんまし話せんかったし…畜生。プリ。彼奴の方は如何だったかんかねぇ、練習試合で御得意のレーザービームは上手く行ったんじゃろうか(…)。


早う逢いたい。
最近此れしか謂うとらん気もするがほんに逢いたい。つか来週逢えるんやが俺は待てん、今直ぐにでも逢いに行って抱き締めて一緒に布団の中でもぞもぞしながら引っ付いて寝たいぜよ。変な意味じゃ無く。

…嗚呼もう柳生が恋しくて寂しくて一人でヌいちまいそうじゃ。なーんての。こんな事ばっか謂うから俺のイメージカラーが勝手にピンクに設定されちまうんか(笑)


>彼奴の体温に早う触れたい。一人は寒くて敵わんきに。

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昨日から今迄蓄積為とった俺ん中の不安やらが一気に無く為ったんちゃうかて思いますわ。今は白石部長の全部に安心出来るし俺の全部をあの人に任せたってもええかな、とか思えんねん。すいませんねェ生意気な事謂うとって。やけど一体如何為たんやろか俺の頭は、……春か(…)


部長、今何考えてはるんスか。
俺はアンタん事で頭一杯ですよって、
早う帰って来うへんかな、白石部長が居らんと暇でしゃー無いっちゅう話や。

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昨日と比べれば今日は部長が寝る前に仰山話せて良かった。俺にとって部活は勿論大事やけど、其の所為でアンタとの時間を削られんのは何や悔しいわ。

もっとアンタとの時間が欲しい。もっと、もっと。
こない我儘謂う様ん為ったんも全部アンタの所為やさかいちゃんと責任取って下さいよ？俺のテリトリーに唯一入って来れるんはアンタだけなんやから。

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例え更新されとらんくても彼奴の日記をこっそり覗くんが既に毎日の日課に為っとう。今日も寝る前に彼奴の日記を覗いた、ら、


――…無性に愛しくて泣きたく為った。


彼奴は既に先を見て進んどるっちうんに俺は未だ逃げた儘だったんじゃな。ちゃんと柳生は俺を見て呉れとるのに

俺は何処か逃げ腰ん為って、恐れて、勝手に不安に為っちまって素直に彼奴と向き合えとらんかった。
御前さんは弱くなんて無いぜ、自分は強いと過信為とった俺が１番弱いじゃねェか。自分自身が情け無さ過ぎて泣きとう為るしほんにカッコ悪い。今年のMVPは俺に決定かの…嗚呼マジで笑え無ェぜよ


俺は、信じたい。
例え実現せんくても信じるのと信じとらんのとじゃ大違いやき。
だから柳生との愛も未来も信じとう。此処迄好きん為ったんは御前さんが初めてじゃ、



>今日は寒く無い。心が一気にカイロに包まれたみたいに。


御前となら、若しかして＿＿が存在為るかも知れんと思うたよ。比呂士。

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寒い。屋内に居っても寒いって如何なん、嗚呼寒い寒い寒い。今年のクリスマスは雪降るんかのう…まあクリスマスでもクリスマスイヴでもどっちでもええきに、柳生と一緒に居る時に降ったらロマンチックじゃな。なんて。

苺ミルクの飴玉を口ん中で転がしながら雪を食うと苺ミルク味のかき氷らしいぜよ。小学生の頃誰かが謂うとったが実際其奴は試したんか如何か定かじゃ無いナリ。

髪を黒に染めちまおうか悩み中な俺。銀髪から黒にイメチェンって如何よ、柳生に選んで貰った眼鏡と併せりゃ俺の知的度がぐんぐんUP(笑)

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…直ぐには無理でも少しずつ曝け出して行こうかと思う。俺は柳生とは長続き為たいが為に要らん気迄遣うとったんかも知れん。其れって失礼だよな、恋人に対して。俺が彼奴の立場ならしょぼん、ち為るき。


寂しいナリ、
俺、寂しいんよ柳生。
早う逢いたい。1週間なん直ぐじゃとか偉そうな事謂うたが本当は寂しくて堪らん。俺だって今直ぐ御前さんに逢いたいけぇ。
もっと沢山柳生と触れ合いたいと思うとるし、返事が来んと不安に為っちまう。俺は女子かっつーの。


此れが俺の素直なキモチ。
なんつって。ピヨ。

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柳生は偶に質の悪い意地悪を俺にしよるが本当は凄ぇ優しい。ほんに優しくて時々如何仕様も無く彼奴に縋り付きとう為る。…やが同時に縋り付いたら迷惑に為るんじゃねえかとも思う。其の所為で柳生に″私は頼り無いかも知れませんが…″と勘違いさせちまう。

本当は違うのに。
違うぜよ。そうじゃ無い、

俺は誰かに縋り付いた事なんぞ無いけぇ縋り付きとうても身体が動かんのよ。昔からプライドだけは一丁前やったき一度縋り付いたら俺は駄目に成り下がる気が為るん、其れが怖くて素直に為れんかった。何時も何時も。

御前さんが俺に縋り付いて呉れりゃ勿論俺も素直に縋り付ける。色んな物を見て感じて、知り過ぎた故に物事に対しての要らん恐さ迄抱く様に為っちまった俺には勇気が無ェのかも知れんのう。

其れでも。こんな俺でも愛して呉れる、ち謂うて呉れるのは嬉しい。嬉しくて、縋り付きとう為る。
…正に延々エンドレス。


>然し、俺はもう御前さんに…――。

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ゴキブリ大好きな眼鏡の紳士が久し振りに帰って来とって覗き見したナリ。何やら喧嘩為とるみたいやね、原因と為った内容迄は知らんがゴ欺師に逢うたらちゃぁんと謝って抱き締めて遣りんしゃい。紳士の本気の誠意を見せりゃ必ず伝わるきに。
其の際の暴言は禁止やぞ、″気持ち悪い″やら″此の海栗野郎″とかな(…)

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>と或るファミレスの厨房で、と或る従業員達のミラクルな御話。



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#「ヒィィィ！ご、ごごごゴキブリ！ぎゃぁぁ!!!!」

#「ぅわ、馬鹿…っ此方来るだろーが！幸村君、Ｇが出たぜぃ！」

#「ん？嗚呼…そうだね」

#「何事にも動じ無い、流石は精市。」

#「参謀、良う見てみんしゃい。優雅にスポドリ飲んどるぜよ」

#「ちょ…部長！ンな呑気にドリンク飲んで無いで何とか為て下さいよ！」

#「えーと、殺虫剤か何か有った筈…お、此れだ此れ！俺って天才的ぃ☆」

#「謂ってろ。…ったく煩いなあ。其れ貸しなよ全く」




部長は左手に殺虫剤を手に取るとＧの潜む棚へと近付いた。
そして…




#「あ、発見」



…バシンッ！









#「え、部長…」
#「…幸村君、」
#「データ外だな」
#「ピヨッ」




殺虫剤を持って居るにも拘わらず素手の右手で部長はＧを滅した。――え、殺虫剤持った意味無くね？てか結構なサイズのＧを素手ってアンタ…(…)




#「男の癖にだらし無さ過ぎだよ皆。」




皆フリーズ。
矢張り部長はおっかねぇ。同時に此の人こそが神だと思った。



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てな訳で、ノンフィクションの此の内容は俺のダチの体験談っした！素手で結構なサイズのゴキブリ叩くとか神業っスよマジで。

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ずぅと柳生に逢いたいのを我慢しながら今日迄を過ごしとったんやが来週漸っと逢える、ち思うとハードな部活も頑張れる。昨日は流石に倒れそうな一日やったが柳生と少しでも話せたき頑張れたナリ、誰かの為に頑張るっつーのはええのう。

どんな試練でも一緒に御前さんと乗り越えたいと思うた、
どんな御前でも俺は愛しいと感じるんよ。だから俺の為に流して呉れる涙は嬉しいし、ほんに綺麗じゃ。

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実は眼鏡を新しく作り直そうかと思うて連れと眼鏡屋に行ったん。やが柳生にメールで相談しながら選んだき彼奴と2人で眼鏡屋行った気分で嬉しかったナリ(スマンね俺の連れ)デザインは勿論柳生に選んで貰ったぜよ。此れで少しは俺の知的さもUPするかのう(…)

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祝いの言葉有難さん、御前さんに綴って貰えて嬉しい。付き合うてもう2ヶ月やのう…18日と22日どっちが記念日か結局あやふやな儘やが22日は直接逢うて一緒に祝えるき、ほんに待ち遠しいぜ。

御前に出逢えて俺の人生は変わった。心から幸せだと思える日が来るなん考えもしとらんかったよ。本気の恋すら二度と出来ん、ち思うとった俺は柳生に逢うて変われた。

世界がガラリと変わった。

全部全部、御前の御蔭じゃ。


御前さんが毎日毎日愛おしい。俺の世界に色を呉れたんは柳生、御前じゃきに。
此れからも傍に居って俺の事愛して呉んしゃいね、俺は御前以上に深い愛で包んで必ず幸せにしちゃるけん。

大好き。
愛しとう。

言葉じゃ足りん位柳生の事大事に想うちょるよ。
ずぅと一緒に居ろうな。

精一杯の有難うを御前に。

(2010.12.19.)