kiss-ass!？ - 日記

あなたがスキで。スキでスキで、スキでスキでスキでスキで。
限りあるこの命を燃やすようにして、全力であなたに恋をしていた。

スキな事に理由なんてなくて、突き詰めて考えたって答えなんて矢っ張り見付からなくて、それでもただ、スキでスキで仕方がないのよ。

あなたをスキな事に理由なんてない、きっとそれ自体がひどく分かりやすい答えで、あたしはあなたを本能で欲していたのだと、そう思って一人、納得したわ。

好きでも駄目な事はある。
好き過ぎたからこそ、駄目になる事もある。
好き過ぎるが故に、苦しさに押し潰される結末もある。

“過ぎた本気”が、呼んだ悲劇。

そして、堪えかねたあたしは、すべてを投げ出した。もう、何もかも、限界だったのよ…

好きなだけじゃ駄目、それを知ったあたしは、世間の言葉を借りるなら、一つ大人になったって事なんでしょう。

……ねぇ、それでも。

あたしはあなたをスキでスキで仕方がないのよ。今も。今、この瞬間も。
同情の余地なんてない程、あなたに犯されてる。思考も意識も心臓も肺も丸ごと。引きずられてるのよ、あなたに。他でもないあなたに。
返して、“あたし”を。
嗚呼嗚呼もう…！情けなくて悔しくて、愛しすぎる程に焦がれて痛くて絶望的で。ジクジクと膿むこの内側の処理の仕方さえワカラナイ。もう涙さえ出ない。

頭で考えれば考える程に、意味が分からなくなる。どうしようもない気持ちになる。
想いを巡らせれば巡らせる程に、あたしが分からなくなって、あなたの事ばかりがグルグル、グルグル。出口がなくて目の前なんて真っ暗で息が出来なくてあなたが欲しくてあなたがいなくて苦しいよ。
一瞬でも気を逸らしたが最後、いともたやすく気が狂ってしまいそうに。

スキよ、あなたが。

そう、こんなところで未練がましくあなたへの恋心を醜く晒してしまうくらいに。