日記一覧
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弁当箱の中の黴。
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30 :
幸村精市
2011/01/20 02:13
あぁ、君はなんて賢いんだ。
敬服するよ、本当に。
しかし其れが最善で最良の選択だと思う。
素晴らしいな、見習いたいよ。
上記は単なる独り言だ。
全く気にする価値は無い。
何故なら単に俺がそう思うだけであって、他の人が同じ事を思う保証は無いし強要する気も無い。
個人の思考なんて所詮はそんなもんだ。
さて本題に入ろうか。
柳生は俺の悪友だ。
悪友と言っても一人の女を姦したり窃盗や万引きをしたりする訳では無いよ。
一応紳士の仮面を被っているアイツがそんな事をやる訳が無い。
お互いを知り尽くしている相手かな。
お互いを知り尽くしているからこその居心地の悪さが在ったりもするのだけれど、其れをカバー出来るだけの親密度は稼いでいるつもりだ。
そんな柳生が一つ、オイシイ話しを持ってきた。
「幸村君、社長のツバメになる気はお有りでしょうか?」
柳生がツバメなんて俗語を使った事に驚きはしたものの、お前は本当に俺を喜ばせる術を知り尽くしているなと感心もする。
断る理由は無いし寧ろ俺の方からお願いしたい。
何故ならこの社長と言う人物が、非常に俺の食指をそそる人物だからだ。
詳しい事は書けないが、人脈を辿れば辿る程、オイシイ話しがザクザク沸く人物…と言えば多少は想像がつくだろうか。
言っておくけれど、犯罪に関与するような話しでは無いよ?
柳生と遊んでいる時に数回会った事が在るだけの人物なのだけれど、どうも俺に興味を持ってくれているらしい。
有難い話しだよ、後々の人脈を考えてかわいこぶった上目遣いで会釈してた甲斐が有るってもんだ。
本命には成り得ない人物なのだから、要するに会いたい時に会って喘がせればいいってだけの話しだろう?
ま、仮に向こうが本気になった所でそれまでに人脈を確保しておけばいいってだけの話しだ。
有難う、俺なんかに興味を持ってくれて。
そして俺の話題を然り気無く社長に振ってくれた柳生にも感謝しなければならない。
しかし、だ。
オイシイ話しに飛び付いただけではその後の人脈に繋がらず、更に俺が社長には一切気等無い事を先にアピールしておかなければならない。、
本当に社長に囲われてしまうだけで終わる可能性もなきにしもあらずだ。
そうなってしまっては何の意味もない。
さて、どうするか。
>>31 へ続く。
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31 :
幸村精市
2011/01/20 02:51
>>30 続き。
ただのツバメに成り下がる事無くオイシイ話しを手に入れるにはどうしたらいいか、だったかな?
その話しは願ってもいない申し出だな。けどね柳生?社長にはこう伝えてくれないか?
「2000万くれたら考えてもいいですよ。」とね。
勿論これはジョークであって、巷で騒がれている売/春斡/旋なんかでは無いという事は伝えておこうかな。
このリアルな数字に隠された意味を社長は考えて、俺の思考を読もうと画策する筈だ。
社長がどんな答えを出そうが俺の本意は変わる事なんか無いのだけれど、予防と牽制、線引きはこういう関係を築く為にはとても重要なんだと思っているよ。
苦笑いしながらも柳生はこの台詞を伝えると約束してくれて、この台詞を聞いた社長は益々俺に興味を沸かせたと言う報告を聞いた。
それが5日前。
今日も今日とて社長と食事に行くという柳生を送り出し(真打ちは相手が焦れた頃に登場するものだから俺はまだ同席をしない)、送られてくる途中経過のメールで判断するに次は登場してやってもいいかなとほくそ笑んでいた矢先に帰路についたという柳生からの着信が在る。
「幸村君…大変な事をしでかしてしまいました」
は?
一体何をしたと言うんだい?
まさか俺を差し置いて自分がツバメになるなんて話しじゃないだろうな?
「いえいえ滅相も無い!そんなおこがましい事は考えてもいませんよ…!」
だったら一体何だというんだよ?
「実はマジ喧嘩をしてしまいまして…」
……は?
「ですから、マジ喧嘩を…」
だいたいマジ喧嘩って何だ。
柳生が言うには店内で怒鳴り合いをした挙げ句に捨て台詞を吐いて勝手に帰って来たらしい。
…おい?
俺の薔薇色ハッピーライフはどうなる。
お前、勝手にマジ喧嘩してきたとしても俺との話しは別ものだろ?
個人の感情で決裂してたのならビジネスなんて成功しないんだよ。
判ってんのか?
「…しかし、私も腹が立ったんですよ…私のデザートを横取りしたのですから」
何お前それが理由かよお前のその下らない理由のせいで俺の薔薇色ハッピーライフが御破算になるかも知れないんだぞ夢が夢のまま終わってしまうんだぞ判ってんのか。
もう溜め息しか出ない。
因みに柳生が吐いた捨て台詞。
「酔っ払いには付き合いきれませんね」
デザートごときでマジ喧嘩をする様な男には付き合いきれませんの間違いだろうが。
今後の展開は神のみぞ知る。
30 :
幸村精市
2011/01/20 02:13
あぁ、君はなんて賢いんだ。
敬服するよ、本当に。
しかし其れが最善で最良の選択だと思う。
素晴らしいな、見習いたいよ。
上記は単なる独り言だ。
全く気にする価値は無い。
何故なら単に俺がそう思うだけであって、他の人が同じ事を思う保証は無いし強要する気も無い。
個人の思考なんて所詮はそんなもんだ。
さて本題に入ろうか。
柳生は俺の悪友だ。
悪友と言っても一人の女を姦したり窃盗や万引きをしたりする訳では無いよ。
一応紳士の仮面を被っているアイツがそんな事をやる訳が無い。
お互いを知り尽くしている相手かな。
お互いを知り尽くしているからこその居心地の悪さが在ったりもするのだけれど、其れをカバー出来るだけの親密度は稼いでいるつもりだ。
そんな柳生が一つ、オイシイ話しを持ってきた。
「幸村君、社長のツバメになる気はお有りでしょうか?」
柳生がツバメなんて俗語を使った事に驚きはしたものの、お前は本当に俺を喜ばせる術を知り尽くしているなと感心もする。
断る理由は無いし寧ろ俺の方からお願いしたい。
何故ならこの社長と言う人物が、非常に俺の食指をそそる人物だからだ。
詳しい事は書けないが、人脈を辿れば辿る程、オイシイ話しがザクザク沸く人物…と言えば多少は想像がつくだろうか。
言っておくけれど、犯罪に関与するような話しでは無いよ?
柳生と遊んでいる時に数回会った事が在るだけの人物なのだけれど、どうも俺に興味を持ってくれているらしい。
有難い話しだよ、後々の人脈を考えてかわいこぶった上目遣いで会釈してた甲斐が有るってもんだ。
本命には成り得ない人物なのだから、要するに会いたい時に会って喘がせればいいってだけの話しだろう?
ま、仮に向こうが本気になった所でそれまでに人脈を確保しておけばいいってだけの話しだ。
有難う、俺なんかに興味を持ってくれて。
そして俺の話題を然り気無く社長に振ってくれた柳生にも感謝しなければならない。
しかし、だ。
オイシイ話しに飛び付いただけではその後の人脈に繋がらず、更に俺が社長には一切気等無い事を先にアピールしておかなければならない。、
本当に社長に囲われてしまうだけで終わる可能性もなきにしもあらずだ。
そうなってしまっては何の意味もない。
さて、どうするか。
>>31 へ続く。