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胸に、花束を
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21 :
忍足謙也
2012/12/03 22:59
どないな言葉を掛けたら良えんやろう。
彼の日、彼奴の誕生日に送って良えんか迷いながら…ほんでも好きやったから送らずには居れんかった祝いの言葉。
ほんまはこない長い期間空白を作る気はなかった。あの言葉に形式だけでも良えから礼の一言でも反応があれば、ちょお話してみよかなとか答え出すんを急いてみようかとも思っとった。…今思えばアレは無意識の一種の賭け、やったんかな。
「嗚呼、やっぱ返事は来ぉへんのやな」
そう思ったら何や虚しなって、勝手にフラれた気分ちゅうんやろか。妙に凹んで気付いたら諦めの域に入っとった。ほら、スピードスターやから諦めも早いねん。相変わらず。
そっから何やかやバタバタして日にちが経って浮上して、漸っと落ち着いて少し考えとった矢先の“お前の選んだ流れに任す”っちゅう言葉にまた虚無感を覚える。
俺のことを何とも思ってへんのやったら、“どうなっても良え”程度なら任すも何もあらへんやん?
仮にそないな状態の蔵ノ介に俺が「やっぱやり直そ」言うて蔵ノ介がその流れに任せたかて、そらただの独りよがりっちゅう話や。そんなんお互い楽しないやんか。
せやから彼の日記を見てから一ヶ月、沈黙を通して来た。
どないな言葉を掛けたら良えんか、どないな関係やったら上手いこといくんか。
せやけど未だ答えは出ぇへん。
ほんでも、此の世界で一番大事に想った奴と沈黙貫いた侭サヨナラするんは嫌やから…
有り難う。
今日逃したらほんまに年越しそやから今の内に、其れだけは言うておくよ。
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