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胸に、花束を
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6 :
忍足謙也
2011/06/02 18:30
姿も見ん、言葉も交わさんように離れてから早数日。せやけど俺等にとっては付き合い出してからの二年間でもしかしたら一番長く、自分等の意思で距離を取っとるかもしれん時間でもある。
…不思議なモンやな。二年間毎日隙あらば温もりを感じとった筈やのに、たった数日で温もりを、感触を、忘れかけとる。
心が冷え固まってくんが恐い。また、彼奴を見えない刃で傷付けて苦しめる自分になりそうで。そんでもショックやったんは事実やから。
俺の一番、て言葉も。
唯一愛してるて気持ちも。
信じてへんのに信じとるふりしてくれとったんやな…ずっと。
優しくて
な嘘をおおきに
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嗚呼、論点が噛み合わん理由が漸っと分かった。
俺は蔵ノ介の事を、蔵ノ介は彼奴の事を言うてたんやな…。
其れやったら確かに嘘やないわな。
自分の望む答え?そんなモン、御前に出逢うずっと前から探し続けとるわ。期待に胸躍らせた事かて何度もあった。せやけど結局答えを掴めた事は一度かてない。期待した分打ちのめされる絶望が恐ぁて、最初から期待する事を辞めた。…其れだけの話や。
結局、御前が腹立てとんのは俺と彼奴どっちになんやろな。
何やもう、分からんくなってもうた…。
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