どうしようか。彼が本当に可愛くて格好を付ける事も上手くリードする余裕も何も無くて。ただただ、幸福感に満たされる。

彼が自分の日記の事を気にしていたが俺はそのままで良いと思っている。秘密の仲から始まったのたからそのまま秘密でも良いじゃないか…と、言いつつ俺だけの物にしておきたい独占欲。
もしも、堂々と主張する場所が欲しいのなら今度君にこの日記の鍵を渡すよ。好きな時に書き記したら良い。

>プレゼント

彼から俺を所望されたんだけれど折角の年に一度のこの日だから結構本気で俺にリボンでもかけて目の前に立ってあげようか…なんて考えている。
実際にやったら冷ややかな目で見てきそうな彼が想像出来るのが少し切ないんだけれど。

彼に対して盲目で甘過ぎるらしい俺はどうやってこの気持ちを伝えようかと毎日それなりに試行錯誤しているんだよ。可愛いもその愛情表現のひとつだけれど「何が」と言われたら「全て」としか伝えようがなくて頬が弛んでしまうのは君が隣に居る事が幸せ過ぎて…可愛がる以外で本当にどうしたら良いのか解らないんだ。

俺は馬鹿なのかな？本当にちょっとした仕草や言動が可愛くて仕方が無いからそのまま答えただけなんだけど。それとも、もっと具体的に理由が必要かい？それならそれで見付けておくけれど…君が俺に好かれていると自信が持てるまで幾つもの答えを用意しておかないといけないかもしれないね。

今でも気持ちは変わらずに止まり木程度に彼の役に立てていればそれで良い。
ただ、名前を呼ばれると理性が簡単に外れてしまいそうになるから困っているんだけれど。
もう、堂々と名乗れる仲なのだから襲ってしまえば良い、って君は思うかい？

この間、久々に彼に逢えたんだけどどうにも素直な対応が出来なくてね。今更ながら反省しているんだけれど…本当に今更だから次に逢えた時にもこの挽回をしようかなと思っているよ。だから、覚悟しておいで。

バースデーメッセージ、大分今更だけど有り難う。本当はあのメッセージに気付いた当日に抱き締めてしまいたい衝動に駆られたけれど、我慢した俺を君は褒めてはくれないだろうね。攫いに行くのはもう少し先になりそうだよ、君も直ぐには無理だろう？でも、久し振りに君に逢えるとなると俺も張り切ってしまって今から庭の花を花束にして持って行こうかなんて考えている。好きだよ、だからこそ、ちゃんと逢えるまでもう少し楽しみにしていて。

何も期待していなかったと言えば嘘になる。けれど、諦めていたのも真実。いくら、お菓子会社の陰謀だと言われようと、既製品でも手作りでも好きな子から気持ちと共に貰えたらと…期待位はしても良いだろ？俺だってまだ中三だからね。

好きだよ。

態々、彼と濁しているのはこの日記を認め始めた理由が特殊だったからで彼を特定の一人だと隠す為でもあった。今はもう隠す理由も無いんだけれどどうせだからこのままでいこうと思う。
何と無く秘密を共有しているみたいで楽しいだろう？
だから、伝えたい言葉は直接に。

ふふ、クリスマスイブには全く関係の無い日記だね。