昨日、白石から電話が来た時の話ばい。


白石？どぎゃんしたと？
ん…、あんな、なんや胸の辺り痛いねん…、
なんね、なんかあったと？
なんかっちゅうか…、大丈夫やねん、大丈夫なんやけど、親とちょお揉めたっちゅうか…、
うん。
息苦しくてな、実際呼吸も苦しいねんけど…、
大丈夫、落ち着きなっせ。…な？
…ん、なんやろ、マッサージとか背中擦ってもろた方が薬より効くと思うねんな…。
んー、まぁ確かにそうっちゃね。
はー…、優しくされたいわ…。
白石、呼吸荒かね…ゆっくり呼吸しなっせ。
ん…、なんや、甘えたいんかも…、
そぎゃんこつ言われたら今すぐ行って背中ば擦ってあげたくなっとよ。
ほんま…？
ん、ほんなこつ。


…ちこつで、白石と学校以外で会うっち予定ば立てた。

あれよあれよと話が進むけん、白石はたいぎゃ俺に会いたかったと見て間違いなかね。

しかし、甘えたいモード全開やけん、いつにも増して言動があからさますぎったい。


なんかな、めっちゃムラムラしとってん…、
はは、…ばってん、俺にはどうすることもできんばい。今はすっきりしたと？
ん…、引かれたないんやけど…、
今更っちゃろ。
うっ…、電話で、したから…。
そか、ならよかったばい。
なぁ、千歳。
ん？なんね。
千歳、Aセクなんやろ…？
はぁ…、そぎゃんこつはしっか覚えとうね…。
ほんまにAセクなん？なんで？面倒やから？
別に、面倒やなかよ。ばってん、誰がなんばしよったとしても勃たん自信があっと。
むー…、


ほんなこつ甘えたいモード全開っちゃ。それに、ヤル気も満々やね。…さて、白石は一体俺になんばされたかったとやろね？ばってん、そぎゃん時に俺に電話してきたっちこつ、結構嬉しかったばい。

電話繋がったまま白石が寝てしもたけん、おやすみち言って切った。


大丈夫、白石には白石を好いとう恋人さんがおるけん。満たされん、ち言うとったばってん、残念ながら俺も白石んこつは満たせん。白石もそっがわかっとうけん、俺たちは友達でいられっとやね。