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花束の返礼
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116 :仁王雅治
2012/06/23 23:49

#一年記念・函館旅行
何かキャッチフレーズ考えようとして挫折した。
新婚一年の泣き虫バカップルが行く!とか。字面が良うないし誤解を生むぜよ。

>18:00
がらがらの機内でこっそりいちゃつきながら空港到着。
空港に降りた瞬間びっくりした。空気がじめじめしとらんし冷やっこい。俺はもう既に気分が上がる。すごい。柳生に盗撮代ディープキス一つツケ。旦那様のエスコートでバスに乗って函館駅へ。
バスの車窓から伺える範囲でも町並みが美しい。あんまりコンクリがなくて、きれいなレンガとかが目につくんじゃ。明治か大正のモダン建築みたいなのがいっぱい立ち並んどる。すごかよ、外国みちょう。

で、夕焼け。バス降りた瞬間にぽかんと口が開いた。感動で息が止まりそうな色しとるの。深い朱色、あかね色、グラデーションみたいにだんだんうすれてオレンジになって、沈みかけたおてんとさんのきらきらと一緒に溶け合っとる。空気が澄んどるせいで、目に映るひとつひとつの色がほんに鮮明だった。
俺の少し前を行く柳生の背中がきれいにしなって大きく息を吸い込む。蜜色の髪が夕焼けを受けてひかる。こちらを振り返った目許がやわらかくほころんで、微笑んだ口許から仁王君、なんて白い糸切り歯がこぼれて、ああ、本当にきれいなひとだと俺はまたくらくらする。普通に人が行き交う駅前だって忘れちまうくらいに幻想的な光景だった。

チェックイン済ませたらどっかでラーメン食わせてくれるって!

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