他人のモノに手を出した。体調を崩して弱っていたのを良いことに、口説いて甘えて好き勝手に弄んだ。
好きだった。好きだったんだよ。俺、あの人が好きで好きで仕方なかった。それが恋愛感情かなんて分かんねぇ。とにかく、あの人が好きだったから欲しかった。ずっと、ずっと。
きっと朝になったら俺とイケナイコトしたなんて忘れてる。だけど、俺は忘れない。忘れさせない。忘れたなら何度だって思い出させてやる。あの人が他人のモノだからって手加減しねぇから。
>嗚呼、もう、ダメだ、俺。
柳生先輩、ごめんなさい。俺、俺――…、