日記一覧
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平々凡々
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23 :
仁王雅治
2012/02/29 23:10
烏滸がましいことに、今までアイツは俺のものだと思っていた。た。そう、つまり過去形。互いに飼育と所有の関係に繋がれて、ずっとアイツは自分のものだと思っていた。実際そうではないらしい。
そろそろ解放してやるべきなのか。さっさと恋人を探せ、普通の有り触れた恋愛をしろ、俺のことなんか忘れてしまえ。何を言っても聞かん頑固者、だった。今や切れそうな縁を必死に繋ぎ止めているのは俺の方。
>閑話休題。
俺は頭を撫でられるのが苦手だ。歳も歳で他人に甘えることを敬遠しがちになる微妙な時期に加え、元から他人との接触を好まない性格だからか何故か遠慮してしまう。
この間、久しぶりに撫でられて思い出した。頭を撫でられると必ず避ける俺に、『逃げるな、ド阿呆』と言って頭を鷲掴みにしてきた猛者の存在を。
古い写真のように懐かしく霞んだ記憶。会話がしたいと言っていじけているうちはまだマシだったらしい。今月に入ってからは数える程度しか連絡が入っとらん。言ってしまえば片手で足りる。
無期限の待て命令。俺は耐えられるだろうか。
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