多忙が明けるのが怖い。帰って寝るだけの生活しとる今なら余計なことを考えなくて済むが、帰って寝るまで時間が出来たらアイツを待つ時間を嫌でも意識してしまう。
もうすぐ失踪して20日。だんだんアイツが生きているか不安になる頃合い。大丈夫じゃろうか。入院やら病気やらしてなきゃええが。
そんな中を素通りしていった某日。もしかして…、と期待していたが、無駄だったらしい。ひとりぼっちの記念日も飽きてきた。俺だけなんだろう、こうして記念日の特別性に期待しとるのは。
嗚呼、自分の女々しさ振り切れて気持ち悪ぃ。このココロの隙間を埋める為に無理矢理にでも自主練か何か捩込むか。忍耐力が無い俺は黙って待てん。