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Le Coin Ensoleile
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15 :幸村精市
2012/06/08 18:54
 

小学生くらいの時、小説家に憧れていた時期があった。
…別にテニスを辞めたかったわけじゃない。ただただ何となく、小説を書くって、いいな、と思っていたんだ。

俺も最近知ったんだけど、ドイツ語は詩を書く言葉、フランス語は愛を語る言葉、イタリア語は歌を歌う言葉、スペイン語は祈りを捧げる言葉、ロシア語は人を呪う言葉、英語は商売をする言葉、日本語は人を敬う言葉と言われているらしい。
確かに、日本語はとても綺麗だと思う。

例えば、「さようなら」の由来。
「さようなら」は元々、「左様であるならば」から来ているんだ。これは「まだあなたともう少し一緒にいたい。だけど、あなたがもうここを去らなければならないのなら、私はあなたを引き留めない。また会いましょう」という意味らしい。
つまりこの「去らなければならない」という事に対しての「左様であるならば」が「さようなら」になったんだと聞いた。



長い上に下手な説明で申し訳ないな。

…何が言いたかったかというと、こうして美しい言い回しや表現がたくさんある日本語だからこそ、俺は真田に思いを伝えられるし、真田からの思いも伝わってくる、という事。

真田は俺の言い方が上手いと言ってくれたけど、これはほとんどこの美しい言語のおかげだと思うよ。


それに、そうは言っても、俺よりも真田の方がずっと言葉遣いや言い回しが綺麗だ。
丁寧さと優しさが滲む文章を見ていると、いつも明るい気持ちになる。言葉で人を幸せにできるのは、本当にすごい事だと思う。



そして、そんな真田と出会えたことに感謝したい。


…真田、

あの時、声を掛けてくれてありがとう。
俺は今、すごく幸せだよ。


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