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ヘアバンドの王子様
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45 :幸村精市
2012/10/15 17:18
今日は帰宅前に体調不良に襲われてしまい、貧血でフラフラしていた。

身体中からは冷や汗が出てきて、全身痺れていた。


「これはヤバイ…救急車を呼ぼうか。だけど、頑張って家に帰ったらゆっくり出来るか」と思い、俺は家に帰ると言う選択をした。



駅のホームまでやっとの思いで行くと、丁度電車が来た。

帰りの電車で席が空いてたから座って落ち着こうと思ったんだけど、俺と同じ駅から乗ってきたご老人が俺の前に来たから、俺は自分の体調よりご老人を座らせようと思い、ご老人に席を譲った。

ご老人はお礼の後に「鞄持ちましょうか?」と俺に言ってくれたが、初めての言葉に俺は戸惑い、『大丈夫です』と断ってしまったが、心に凄く熱く感じたよ。



そして、俺は吊革を握りながら体調不良を耐えてたんだけど、俺の隣に座っていた若い女の人2人が寝たフリと知らんぷりをしていた事に、若干腹を立ててたり。


だってそう思わないかい?ご老人が目の前に居るのに席を譲らないなんて。



俺はフラフラしながら頑張って帰り、家でゆっくりと座った。

帰宅中に「兄ちゃん、しんどそうやけど大丈夫か?」と何人かに声をかけられたが、そんなにしんどそうに見えたのか…俺。



帰ったら母さんと父さんが居たから電車であった事を話したら、二人共涙を流しながら「精市は優しい子だね。自分がしんどいのに、自分の事よりも相手を気遣うなんて」と言ってくれた言葉に、俺も涙が…。



そんな事ないよ、俺は当然の事をしてるまでだから。

こんな風に育ててくれたのは、父さんと母さんなんだよ?

二人には感謝してもしきれないよ。

俺を産んでくれたから、俺は弦一郎と出逢えたんだしさ。



そんなこんなで、俺は只今部屋で休憩中。体調不良は少しマシになったかもしれない。

さて、弦一郎が帰ってくるまでゆっくりしてようかな。
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