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179 :
財前光
2017/03/25 03:02
このページめくるんも、久しぶり、すわ。
なんや、あの人に構われて、
リア充かて、先輩らにツッコミ入れられるような日常すけど。
まぁ、悪くは、ないすわ。
あの人が、おれの日常になって
俺が、あの人の日常になる
……アホみたいな、夢みたいな、おとぎ話かて、思ってました。
けど、どうせ、飽きたら、捨てるんやろ、て
半ば、投げやりになってた俺を
あの人は、一度も諦めないでいてくれた。
あのひとの、手の温もりが、体の温もりが、
俺の体温をあげてくれて、
人間らしい優しさを、繋ぎ止めてくれた。
ずっと抱えていた、
俺の罪を、
彼の人の手を離した俺の弱さを、
悪夢にまで見る、
俺の汚いところを、
ただ、包み込んで、何も言わずに、
抱き締めていてくれた。
そばにいて、諦めないで、ずっと、待っていてくれた。
…あんなに、待つのが嫌いで、イラチなひとやのに。
俺の癒えない傷を、
時々、カサブタを剥がしてしまって、
自ら傷付けてるような俺を、
ずっと、待ってくれていた。
> 信じてる
> 大好き
> そばにいるよ
> 愛しい子
> 愛してる
…たくさんの、優しい言葉の雨を降らせながら、
俺が、心を動かせるように、
暗闇に堕ちて迷子にならないように、
手を引いてくれた。
俺を、まもってくれて、ありがとう。
俺も、あんたの、先輩の、隣が、一番、いたい場所なんすよ。
あんたが俺にしてくれたこと、俺も、あんたにできるように、
俺にとってのあんたみたいに、
俺も、あんたにとっての、一番になれたら、て、思ってます。
謙也さん、いつも、おおきに。
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