qirmiz - 日記

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106 :財前光
2013/07/01 03:07

# 憂鬱な太陽

ここ数日、あの人と喧嘩ばかりしとる。
喧嘩ていうよりは、
> 小さなすれ違いとか、
> 思い込みによる誤解とか、
> 無意識に相手の地雷を踏むとか、
そういうことの積み重ねでお互いに傷付けあってしまうんすわ。
誰よりも大切で、
何よりも大事にしたくて、
ただ一緒に、傍にいられるだけで幸せな筈やのに。

> 好きやから、
> 傍にいたいから、
> 信じたいから、
> 信じてほしいから、
だから、すれ違うて、矛盾のレベルが高すぎやろ。

でも、きっかけは、ほぼ、俺のせい。
俺にはトラウマになってもうてる体位やプレイがいくつかある。
トラウマていうと聞こえはえぇっすけど、ほぼ悪夢と言ってもえぇ。
勿論、相手は謙也さんやない過去の人との行為やし、
とっくに記憶の底に封じ込めとった筈やのに
何かがきっかけで、その記憶に身体が囚われることがあるんすわ。
意識しとらんぶん、その衝撃はけっこう大きくて、
例えるなら、大好きな善哉食うとる時に、口の中の違和感に気付いて善哉吐き出したら、
でっかいゴキブリが死んどって噛んでましたみたいな悪夢レベル。
………吐くやろ。これ。

数日前に起きたフラッシュバックのせいで、
相手は謙也さんやて理解出来とる筈やのに、行為の途中で触られるだけで恐怖で身体が凍り付く。
すくむ、て言った方が正確かもしれませんけど、とにかく、一時的にパニックに陥って、
謙也さんを傷付けたくないんに、身体の震えがとまらなくなってまう。

拒絶したいんやないのに。
誰よりも優しくて、気持ち良ぇことを教えてくれる手やのに。
愛しい人のあったかい温もりをくれる手やのに。
何よりも、俺が癒やされてきた大きな手やのに。

悲しくて苦しくてでも傍にいたくて。
あの人になら何をされてもえぇて本気で思ってるから、矛盾をはらんだまま、それでもその手に縋るように手を伸ばす。
> 大きな絶望。
> 深い諦め。
俺が自分に絶望して諦めて全てを放棄しても、
それでも、俺の手を取ってくれる優しい人。
不器用でも全身全霊で愛してくれる貴方に、俺は何度でも恋に落ちます。
時間がかかっても、全てを貴方で塗り替えるて言ってくれた言葉を信じて。

まぁ、ヘタレなくせに、すぐにイラチ沸くとこは、許したります。
毒舌＆上から目線が、俺の通常運転すわ。
完璧な聖人君子やないからこそ、俺だって安心して背中を預けられるんすからね。
……あ、おまけに白衣つけてみます？(ニヤリ)

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105 :財前光
2013/06/02 05:00

# 記念日

あの人が教えてくれた。
去年の４月末から仲良しの先輩後輩みたいにはなっとったけど。

あの人に改めて告白(？)
みたいなんをされて、
信じられへんままに手をとったのが、
ちょうど一年前の今日。

丸一年も一緒におると、
> デレ度合い二割増し
…っちゅー話っすわ。

傷だらけの野獣みたいに威嚇してばかりやった俺を
飼い猫みたいに手なずけたあの人。
甘い言葉と時間をくれて
尖んがる俺のギザギザしたところを柔らかくまぁるくしてくれる。

まるで、魔法使いみたいすわ。
これからも、どうぞよろしゅうお願いします。

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104 :財前光
2013/04/14 04:10

# 善と悪。
# 正義と反正義。

今日は久しぶりの休みやったし、
甥っ子が見とったアニメ映画や、
義姉さんが録り貯めとったテレビドラマが一日中流れとる
リビングのソファーベッドでごろごろしとりました。
謙也さんは忙しい日やったし、
ランニングするんもちょいしんどい日やったんで、
まぁ、しゃーないんすけど。

甥っ子の見とったアニメ映画は、
かなり面白いヒーローものでした。
特殊能力を使って人々を助けていたヒーロー達が
ある日突然、ヒーローとしての活動を禁止されてまうんすわ。

恩恵を受けていた人々がある日を堺に、
掌を返したように、ヒーロー達を
正義とは反対のものへとカテゴライズしてしまう。

常識や世論が、ヒーローという正義の味方達を
悪ではないけれど、反正義という枠の中に押し込めてもうて
なんていうか、臭いものには蓋をしろ、やないですけど
『普通の人々』の目には触れないようにすることで
異質な者同士が理解し合う努力すら
放棄する社会構造にしてしまうんです。

> 法律ひとつで、世界が変わる。

ヒーロー達は、意思と意志がある刀や銃やったはずやのに。
しかも、100％、人助けをするために
特殊能力を使いたいという心を持った
最終兵器達達やったのに。

それやのに、まるで刀狩りや銃規制の時のように
存在自体を否定されてまう。

意志を持たない武器には善悪は無いすから
これは使う人間次第で善にも悪にもなります。
愚かな人間が使えば、人を傷つける道具に。
愚かでは無い人間が使えば、人を守る道具になる。
……とは言え、武器(言語含む)を使わないで
交渉出来るんやったらそれが一番やし、
そもそも武器を使わへんと交渉出来ない事態があること自体、
いずれの人間も愚かであるという証明になってしまう訳なんすけど、
これはまた別の話っすわ。

居場所を奪われたヒーロー達は
一般社会にこっそり紛れ込んで特殊能力を隠したまま、
普通の市民生活をする訳なんすけど、
主人公はさらに隠れて市民の安全を守る為に
こっそりとヒーロー活動で人々を助けとったんすわ。
> born to be a hero.
てことっすよね。

そして、ある夜。
そんな主人公の元に届けられたシークレットメッセージが
彼らの生活を変えることになるんすけど、
まぁ、これは見てのお楽しみっちゅーことで、
ネタバレはしません。

けど、最近のヒーローものて、勧善懲悪やないもんて多くないすか？
> 今までは、物語の成り立ちて単純やった。
> ヒーローは善であり、正義であり、最後は絶対に勝つんすから。
一方、最近の話は、悪に堕ちた側にもそれ相応の理由があったり、
悪が絶対憎むべきもの、
100％の反正義であるという物語やない場合が多い気がします。

多様性を認めることで、
異なる価値観があることを実感出来るようになったから
なんかもしれないっすけど。

多様性を認めるんは、ええと思うし、
100％の正義なんかない、
誰かの正義が他の誰かにとっては悪かもしれないて
考えられるようになったんは、
社会としては成熟しとるてことやと思うからええんすわ。
> たったひとつの正義しか信じられん社会の方が怖いし気持ち悪い。

ただ、勧善懲悪やない社会やと
ヒーローもんは話を作るん大変やろうなぁて思います。
みんなから求められるヒーロー像と
みんなから嫌われて否定されるアンチヒーロー像の二つが
対戦してヒーローが勝つから話が盛り上がるんに、
# アンチヒーローが格好良すぎて
# ヒーローが駄目オッサンやったりしたら、
ヒーロー勝った瞬間に子供達泣きますよ(笑)。

> 善と悪。
> 正義と反正義。
> 常識と非常識。

そんな言葉に実は意味なんかないて
ちゃんと分かっとる人が一体どれ位おるんすかね。
己と相容れへんもんを『悪』として
全力で否定したとしても、
> 実は、そこに善も正義も正しさも無いんやとしたら。
信じとった常識すら
> 己の存在する狭い世界におけるちっぽけなもんなんやと気付いたら。

自らの判断すら疑って思考し、行動するて言うんは、
ほんまの意味での『100％の自由』があるて言うんは、
実は思考や行動を制御あるいは洗脳されることよりも
ずっとしんどいことなんかもしれません。

> あ。せや。
白石部長、お誕生日おめでとうございます。(バリバリの付け足し感)
付け足しちゃいますよー。
俺、部長がめっさ気に入っとるんすから。
大好きっすよ。

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103 :財前光
2013/04/06 00:18

# けんやくんといっしょ

起きた時にそばに感じる温もり。
幸せな普通の日々がずっと続くこと。
多分、俺ひとりでは絶対に気付かへんかった甘い日常。
理知的な会話も甘いピロートークも
謙也さんと一緒やから特別な会話になる。
ん…と、上手く言えへんのですけど、
やっぱり、ひとりぼっちでおるよりは、ずっと楽しいっすわ。

> いつもおおきに。
> 仕掛けたトリックに気付きました？(笑)。

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102 :財前光
2013/04/01 02:07

# 感謝

俺が臆病なせいで
いつも1番大切な人を傷付けてしまう。

> ごめんなさいとか、
> 俺が悪いんやとか、
そういう言葉、
アンタが聞きたいんやないのに、て解ってます。

> 苦しくなるんは
> 身体が震えるんは
アンタを拒絶しとるからやない。
臆病でごめんなさい。

大切やのに
大事にしたいんに
恐がってまうんが、あかんのですよね。

でも。
……こんなに汚いて…思っとったんに、
前に進めたんは、アンタがおったからです。
せやから、もう少しだけ頑張って前に進みますわ。
ちゃんと怯えんですむように、俺は強くなりたい。

過去に怯えたり
幸せに不安になったりせんですむように。
がんばります。

アンタのとこまで、ちゃんと行くから。

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