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15 :
跡部景吾
2012/01/27 23:59
糸が絡み付かないのが何事も良い。
絡んでも糸を切らないで上手く解けたら、その場だけでも丸く収まる。
喩え問題が先送りになったとしても。
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Sim/ply Re/d : It'/s On/ly Lo/ve
忍足の編み物技術に感服した昨晩。
器用な奴だと前々から思って居たが今期編み物デビューとは思えない力作に唸るしか無い。
『こないなの好きなんちゃう?』
webカメラ通してPC画面に写し出された編み物雑誌の頁に俺好みの服や小物が繰り出され目移り状態。
ニット製品は雪国育ちの俺には必需品、だがお洒落で上品で軽くて暖かいのが良いが、既製品では中々気に入った物が無いのが悩みの種。
忍足の見せてくれた雑誌はセンスがとても良かった。
思わず
『俺…その黒いマフラーが欲しいな、好きだ、気に入ったぜ』
編み目が凝っているマフラーに瞳奪われ思わず呟く。
『良ぇよ、そないに難しくないしな。時間くれたら編むわ』
ん…?編むとか言ったか。編むとかよ。
『俺には難しい…っうか…編んでくれるのか?良いのかよ、本当にか?』
気が変わらねぇ内に念押し、素直に嬉しい。
『黒が良ぇんやろ?ラメ入りの毛糸とかも良さそうやな』
俺の嗜好を把握してやがる、伊達に5年の付き合いじゃねぇよなぁ。
『作成してくれるなら御前のセンスに任せるが、手作りのマフラーにリク出したのは初めてだな、俺』
『センスに任せるがめっちゃ困るわ』
いや、俺は困らない。忍足はアーティスティックな奴だから間違いは無いはずだ。
今まで手作りのマフラーは三本頂いた。
三人三様の目に映った俺像に似合う様に作られたマフラー。
此の世界の攻め様側が作成してくれた有り難き品々は今でも大切に保存して在る。
忍足も攻めだったっけか。忘れてた。(…)
攻め様の方が繊細な作業が素敵に出来る方が多いと多々感じたりする。
俺が極度に雑把だからかもしれねぇがな。
思わぬ所でハイセンスなマフラー職人を有り難い所でゲット。
忍足が心から大切に想える奴に作品をプレゼント出来る日が早く来れば良いなと思いつつ、
予行練習に思わぬ棚ボタで嬉しい限りだぜ。
返礼は何が良いのかその品を考える愉しみも増えたと言うもの。
冬の終わりは温もりが俺の元に届いて首を温めてくれると思うと極寒も悪くは無いと思った。
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