「俺実は…」
「そうやったん?」
分かってるだけで2回遣ってる様な気がする。
結局彼奴に全て話して俺は泣き付く。
延々と彼奴は俺の心の内を聴く。
時効って言えば時効の話はもうとうに水に流してるんでそれを嵩にして居る訳では無い。
俺の嗜好と性格を知り抜いてるこその所以かと思う。
一度此れでもかと言う位に怒髪的に怒りを覚えた出来事から思う事は、
結局彼奴の存在は大きいのかと言う部分。
結局素顔の俺をマンマ出してるのは彼奴の前だけだ。
好きな様に泳がせ無いとコイツはアカンと心の奥底で思ってるんじゃねぇかと感じながらも
それに甘えて居る俺は贅沢者だぜ。
最低?ああ…そうかもな。
だが彼奴はそうは感じてない妙な自負が俺には在る。
傍に居るのに切ない片想いの日々も在ったっけか。
この俺が。あの日々はかなりな苦しい期間だったが
あの修羅場も過ぎてしまえば笑い話になっている。
あるちょっとした勘。
俺の勘は良く当たる。
未だ決定打は述べないでおこう。
ややこしい人間だな、俺は。