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29 :
忍足謙也
2012/05/22 16:33
蔵との一個目の記念日がもう直ぐ来る。
…記念日、とか。
作れるなんてなあ。
二ヶ月前の俺は思ってへんかった。
>俺がアイツの募集に鳩飛ばして、それに対して返事をくれたんが二人の始まり。
割とこの世界には長年居るが、アイツのはホンマ…今迄見た事無い位に鮮烈な募集内容で。絶対この男に選ばれたい、認められたい、と。必死になりながら時間掛けて文章認めたっけ。
>考えてみれば、未だ会話もせん内から蔵に惚れとった気がする。
なんちゅうか……記事から滲むオーラ?ってのがあるやろ。蔵が掲示した言葉の羅列には、それが潜んどった。
そらもう記事を一目見た瞬間に画面メモとして残してまう程やで。…相当、心惹きつけられたっちゅう話しや。
やが俺はそれまでに"受"をやった事は一度たりとも無かったさかい、返事待ちしとる間は不安で心配でしゃあなかった。
アイツの心を射止めらんなかったらこの世界から上がる覚悟もしとった。それ程に真剣な想いで応募したんや。
んで、そっから二・三日してから…か?
蔵から返事があってん。
「謙也のこと虐め倒したい思うて返事した」って言葉と共に。
当然速攻返事返したわ。(浪速のスピードスターは食い付くんも速いんやで!)
以降、俺は益々蔵に惚れ込んで。更に幸いな事に、アイツも俺を気に入ってくれて。んな感じで…今に至る訳や。
最初にも言うた通り、俺なんかを選んでくれるとは思ってへんかった分蔵と一緒に記念日を祝える嬉しさは半端ない。
ましてや俺は、この男に対しては生涯片想いでええと決め込んどったんやで?それが今やなんと恋人として傍に居れて、記念日も二つに増えたんや。
ホンマ、未だに信じられへん。
蔵とは色々な擦れ違いをした。
それ以上に、幸せな想いを仰山させて貰た。
奇跡めいた出来事もあった。
此処に来る迄に捨てたモンも数えきれん程あった。
こんなにも、全てを掛けて愛せる相手は後にも先にも誰もおらん。俺には蔵だけ。一生、蔵ノ介だけ。
#だから――――
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