✣Rivale✣ - 日記

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┗✣Rivale✣(5-9/24)

9 :跡部景吾
2020/12/05 23:51

互いが互いを思っている事がわかった筈

だったが

アイツにはどうにも拘りがあるらしい

しっかりとした告白をしない限り、恋人ではない様で

アイツはそれを有耶無耶にしたり濁したりで

俺自身は別の思惑があるのかと、違う詮索をした

執拗に聞いてくるアイツに

流石に言える事と言えない事があると

敢えて流した結果

アイツの心に蟠りを作ってしまった

結局理由を話して事なきを得たが

折角の告白を台無しにしちまった

スキンシップは多くなったとしても

奥手な人間が、改めて告白出来るのかと

たった1度だけ寝惚けてキスをして来た事があったが

やたら絡んでは来るが以降はして来ない

何時もキスは俺から

すると人が抑えているのに、抑えていないと言う

抑えてないなら今お前はどうなってるかわからねぇぞ？

お前の言う「契り」ってヤツが再度行われるまで待っててやってるんだ

さっさと契り交わしに来い

───限界なんだよ

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8 :跡部景吾
2020/12/05 02:07

俺の帰りを待つ間仮眠を取るのが当たり前になったらしい

けど、無理にやればどうなるか、分からないお前じゃないだろ

もう、俺に合わせるな

俺の帰りは日を跨ぐ事が週に数回ある

それを仮眠して、俺の帰りに合わせようとする

1度、冗談のつもりで言った一言が

アイツの当たり前を作り出したなら

その一言は撤回する

俺を2度と待たないで欲しい

お前にはお前のリズムがある

それを俺の為に狂わせないでくれ

お前の為の時間は俺が作る

今までもそうして来たんだ

だから、その時まで

健やかな日々を過ごしてくれ。

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7 :跡部景吾
2020/12/04 16:21

俺の権限で部屋の改造をする事にした。

奴の不安を取り除く為とはいえ

随分でかい改造をしたと思う。

ソファにテーブルは当たり前

キッチンから寝室、ベッドまで

殆ど俺の部屋に近い改装

1つだけ違うのは

部屋の奥に設けた和室

奴が使う、為だけの部屋

以前怒鳴った詫び程度の物だったが

思った以上の反応を見せてくれた

自然と

>コイツが喜ぶ事が嬉しい

そう感じた

だから、アイツの問いに迷うこと無く返せたんだと思う

喜ぶ事が分かっていたから

何があっても
俺はお前の居るこの場所に帰って来る、と。

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6 :跡部景吾
2020/12/04 12:52

肩を借りた日から

アイツのスキンシップが始まった。

ただ煽られるばかりで

違う属性の俺が顔を出す

出させるなよ、こっちの顔を

俺は煽る側で煽られる側じゃない

辿々しくも、俺の腕に、頬に滑る指先

それがやたらと俺の心を刺激する

本当に、調子が狂う。

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5 :跡部景吾
2020/12/04 03:32

1度、怒鳴った事があった。

他人の前で寝姿を晒す馬鹿な真似はしない。

ただ、コイツの前では別だった。

不思議と、落ち着く様な気がして。

初めて肩を借りて、眠りに落ちた。

夜にパーティーがある、その準備を開始するまでの間だけ。

肩を借りて眠った理由を言い淀んだ。

わざわざ言う必要も無い、そう思ったから。

ただ、コイツは全く違う勘違いをした。

その上俺を揶揄って来た。

意味もなく、腹が立った。

相手がお前だから出来た。
誰にでもやる事じゃない。
何故それに気付いてくれない。

気付けば、胸倉を掴んで叫んでいた。

捨て台詞を吐いて、

この日は、コイツの前に戻らないつもりで。

夜、パーティーが終わって、ふと

アイツが何時までも待ちそうな気がして、行く気の無かった場所に行った。

──居たんだ、やっぱり。

俺がここに戻ると信じて。

何故俺を信用出来る。

今にも組み敷いてやりたいのに。

俺に縋るコイツが見たい筈、なのに。

もう、無理だと思った。

隠し通せないなら、隠さなければいい。

それで、どうなろうとも。

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