
可能性と確率
巡り巡ってきた時に必ず思う事があります。
奇跡や、と。
何億分の一という確率なんすよ。
知ってます?
この世界にはそれだけの人が居るんですよ。
出会い知り合うて仲良うなる確率ってどんなもんなんすかね。
規模を世界やなく日本にしたとしても一億分の一っすよ。
それってかなりな率やと思いません?
そないな確率で出逢うた2人って奇跡やと俺は思います。
未来がどうであれ。
その一瞬は奇跡なんすよね。
万が一、…可能性があったとして。
それに応える事が出来へんのやと思います。
俺に気持ちがあったとしても。
その人の手を取る事は出来へん気がします。
ほんまは手を取りたい。抱き寄せたい。自分のものやと。
やけど、それが出来へん事くらいは分かっとります。
せやって下心があるから。
そないな下衆い下心がある限りは手を取るなん出来ません。
せやから俺は芽吹きそうな芽を摘む事にしたんです。
見ないフリ。知らんフリ。なかった事にする。
綺麗さっぱり更地に戻してカラカラに乾いた土地に。
一生それでも良えと思う程度には。
また芽吹くかもしれへんけど…、今はあかん。
巣食う。
それなりに苦しさを伴って。
何が、どうして、なん問い掛けは無意味。
考えたところでそんなん…。
やから奥深く奥深く何も感じられへん所まで落とし込んで鍵を掛けたる。
ひょっこり顔出してくる事があらへん様に。
俺は臆病者やねん。
いつやって臆病者やけど、今までは耐え切れず気持ちをぶちまけてぶつけてきました。
それが始まるにしても終わるにしても一区切りやからです。
せやけど、今回はちゃいます。
まだあやふやな形も成して居らへん何かも分からんままの内にぶちのめして何もなかった事にする。
余計なものやねん。
何も得られへん結果が見えとるからこそ、自分の中に在るものは全て踏み潰し叩き潰し抑え込む。
俺ん身体から口からうっかり零れてしまわへんように。
なあ、どうかお願いを聞いてください。
#アンタが幸せを見つけたら一番に俺に教えてください、一番に祝福しますから。