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a one-way ticket named "eternity"...
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28 :
ジャッカル桑原
2009/08/27 01:01
>release〝解放〟
永遠の片思い。相手を思いやるだけで幸せ。
それは、俺には無理だった。
永遠に自分のものにはならないって分かってて、求めようとする気持ちを抑えるのはとても辛い。
でも、あの時。
お前のあの目は俺に素直にその思いを忘れさせた。
俺の一番嫌いな目。
なんとなく、すべてに冷静になれた。
あぁ、お前もかって、そう思った。
お前だけは違うって思ってたけど、結局は一緒だったんだなって。
あの時ほど、自分の使えなさに嫌気が差した時はなかったな。
口からは自然と言葉は消えていた。
その時まで、伝えようと決めていた言葉を。
失った。
何度も迷って、考えた言葉だった。
〝やっぱり、俺、お前が好きだ。俺じゃ、駄目か?〟
何度も思い描いたその言葉を、俺は伝えなかった。
失ってしまった。何かを。
見えない、その、何かを。
お前は気づいてたか?
あの旅がどんな意味を持っていたか。
旅のしおりの下に小さく書いてある一文。
ただのカッコつけでも、英語好きの悪戯でもないんだぜ。
〝a one-way ticket named eternity...〟
(永遠という名の片道切符)
たとえ、自分の気持ちを伝えて、相手に受け入れてもらって、相手の気持ちも一緒だって自分に伝わる(往復切符)にならなくても、
お前のことが好きだから。大切だから。たとえそれが、お互いに通じ合わなくても、俺の気持ちが一方通行でも、永遠に相手の気持ちが自分のもとに届かない
片道分の切符しかなくても、、
ずっとそばにいようって決意したんだ。
それは、自分のために。
お前のためになんかじゃない。お前がどうしてほしいかなんて分からないから。
俺の為に。
誰よりも、何よりも、弱い俺だから。
〝仕合わせ〟が二つのモノで出来るのなら、
俺は俺だけの〝幸せ〟をお前の隣で見つけたい。
たとえ互いの心が通い合わなくても、お前の側にいたいんだ。
永い旅は始まったばかりだ。俺にはこの先が見えない。
期待なんてしたくない。
俺は真っすぐおれの道を行く。
本当は、二人で〝仕合わせ〟を見つけたかった。
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>奏〝kanade〟
過去の俺に言ってやりたい。
今は苦しいかもしれないが、ちゃんとそれなりの幸せを見つけられる日がくるから安心しろって。
この過去の日記を見つけた時、どうしても、形に残してやりたいと思った。
黙って消し去っちゃいけない気がした。
ブン太を傷つけてしまうかもしれないけど、俺はどうしても、消すことはできなかった。
なんだか、いつも逃げてばっかりだった俺が、
必死に何かを受け入れようとしてる気がしたから。
アイツを責めたいわけじゃねえし、傷つけたいわけでもないってことだけは分かって欲しい。
アイツをどうこうしたい訳じゃないんだ。だから、頼むから自分を責めないで欲しい。
人は変わっていくものだ。
俺の気持ちも。きっとお前の気持ちも。
でも、その中で〝変わらない〟ものもきっとある。
その両方、どちらも大切なんだって今ならそう思うんだ。
変わる事を恐れちゃいけない。
変わらない事も恐れちゃいけない。
#片道分の切符を持って、
#さぁ、〝永遠〟という名の旅に出かけよう。
最後に何か言い忘れてる事があるんじゃねえかって必死に探してたけど、いつだって言えるんだから焦る必要もないよな。
何しろ、俺の特等席はいつだってお前の隣にあるみたいだから。
>PS・ブン太、お前も謝りすぎだろ(笑)!苦しんでばかりじゃねぇし。楽しかったぜ、色々と。
>こちらこそ、ありがとう。俺だけのブン太へ。
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