日記一覧
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深海に浮く月光
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148 :
仁王雅治
2010/10/04 23:44
久し振りに夜空を見上げた。
何の影も無く、黒一色に耀く星達。
――明日は、晴れか。
然う思い乍、此の星を見せて遣りてェと彼奴の事を想った。
未だ果たせていない約束を胸に。
何時か必ず、と心に誓って。
色々なモノに縛られては過ぎて往く日々。
其の日は何時に成るンじゃろうな。
空を見ると御前サンの影が浮かぶ。
空は繋がって居ると、呟いた御前が。
一つの糸が海へ向かって落ちた。
届けて呉れ、海が好きな彼奴の元へ。
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