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Halcyondays
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66 :
千石清純
2010/04/02 00:17
#危険な飲み物？(パラレル注意)
この間の休みの時、景吾が出掛けた後で鞄から小さな瓶を取り出した。某データマンから渡された、ちょーっと怪しい飲み物。彼の汁の噂は聞いてたから、貰うのに少し躊躇ったんだけど。
>恋人ともっと仲良くなりたいなら飲むと良い。
そう言われたら飲むしかないじゃん？つーか、何で俺の恋愛事情知ってんの。…データマンだからか。
蓋を開けて匂い嗅いだら特に変な匂いもしなくて、仄かに甘い香り。彼の言葉とその香りに背中を押されて勇気を出して一気飲み。
暫らくすると頭と尻の方に違和感。頭に触ってみると髪だけがあるはずの場所に何かがある。髪を掻き上げようとすると耳が…無い。慌てて鏡を見ると、
>頭の上にピンと立った猫耳が。
まさか！と思って尻に触れば毛足の長い尻尾。どうやら猫化したらしい…。猫化してどうやってもっと仲良くなるんだよ！否、景吾猫好きだっけ？嫌いだったらどうする…？とか考えてる内に景吾が帰ってくる気配。思わず炬燵に入って頭を布団で隠した。
帰ってきた景吾はいつもの様に俺の頭を撫でて、…その手に思わず頭を擦り付けて(割といつものことだけど)……布団から耳がはみ出て……。
目の前には何か慌てた様子の恋人。やっぱいきなり過ぎたかな、嫌だったかな…乾くんに元に戻る方法聞こうと思って外に行こうとしたら、
>尻尾を掴まれた
まあ、叫ぶよね。毛も逆立つよね。ゾワッとするし痛い気もするし。
どうやら、恋人は萌えてたらしく。一安心。その後は色々と恥ずかしい事言われたりされたり言ったり？その辺は割愛させていただきます。
因みに効果は寝ると無くなるらしくて、朝起きた時の景吾の落ち込み具合に笑った。その日、学校帰りに乾くんの所に行ってわざわざ薬を貰ってきたらしい。…そんなに猫好きか。
その薬は次の休みの時に二人で半分こすることに。
…あの薬、媚薬効果があった気がするのはきっと俺の気のせい。
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